この記事では「保護者様との信頼関係の効果」ということで、保護者様と信頼関係を築く事のメリットについて具体的な事例も交えつつ、まとめていきたいと思います。
1 保護者様との信頼関係の効果
保護者様と信頼関係を築くことは、運営上にも、療育的にもメリットがあります。信頼関係を築くことの効果を予め知っておき、良い事業所作りに役立てていきましょう。
1-1 信頼関係を築くメリット
この項目では、具体的な事例を中心に保護者様と信頼関係を築くメリットをあげていますので、内容を確認しつつ考えていきましょう。
①情報を得やすくなる
私も本業で面談をする機会が多いのですが、信頼関係を築けてからはお互いに話しやすくなり、踏み込んだ話や聞にくいことも聞きやすくなります。
保護者様の性格や、考え方を知ることで踏み込んでいいラインなどが明確になり、短い時間でも効率的に話すことが出来ます。
②クレームが減る
私も本業で保護者様への連絡ミスをした時なども「忙しいの分かってるから」や「うちだけ蔑ろにする人じゃないの分かってるから」と許して下さった事を覚えています。
このパターンの保護者様の言葉は、叱責されるよりも「逆に、この信頼に答えないと」という思いが募り、向上心に繋がりました。
③子どもにも信頼されるようになる
保護者様が信頼を寄せて下さっていると、それが自然に言動に現れ子どもに伝わります。会話で信頼している先生の名前がよく出てきたりすると、急に良い風に子どもの態度が変わったりします。
家族間でも、お母さんが子どもに対してお父さんの悪口を言っていると、自然と「子どもはお父さんのことを馬鹿にする」のと同じ現象ですね。
2 まとめ
さて、ここまで「保護者様との信頼関係の効果」ということで、信頼関係を築くことのメリットを事例を交えつつ見てきましたが、いかがだったでしょうか?
「保護者様との信頼関係は大切」だとか、今までにも何度も言われ何度も聞いてきたと思います。しかし、なぜ大切なのか、どんなメリットがあるのかが分からなければ、人は中々行動に移しにくいものです。
「ただのコミュニケーション」で済ませるのではなく、ましてや「仕事だから」といった無関心に近いような考え方ではなく、連携を図り、コミュニケーションを取って信頼関係を築く事で得られるメリットを知って、療育や良い事業所作りに最大限に取り入れていきましょう。