療育と虐待を考える1│コラム

運営者:田中
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今回は「コラム」カテゴリのまとめページを作りました。

「虐待」に特化して、虐待の線引きや通告の仕方などを紹介していきます。

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1 虐待に関して

虐待と聞いてどのようなイメージを持ちますか?私自身、虐待と聞くと「暗い」「密室」「暴力」「隠れて」というイメージを持っていましたが、児発管となり勉強したり経験していく中で「それだけじゃない現状」に気付きました。

子どもを愛して、子どものことを思っていても「その行動は虐待です」と言われる可能性があるということを知って頂きたいと思っています。また、虐待の事実を知ってしまった際に「どのような行動を取るべきか」「最優先事項はなにか」にも踏み込んでいきます。

1-1 虐待?子どものお手伝いを考える│コラム

事業所で療育の一環として「お手伝い」をさせようとしたら「それは虐待になる」と言われた、という話があります。お手伝いが虐待?「昔から学校でも掃除の時間はあったし、お手伝いをすることは美徳なんじゃないの?」というのがこの記事の発端となります。

では、なぜ今の世の中では「掃除をさせると虐待」なのか、原因を探ってみましょう。

虐待と言われる理由

主な原因は3つあり「児童労働にあたる」「強制労働にあたる」「無償労働にあたる」というのが主な理由とされています。確かに「子どもやりたくない掃除を無報酬でおこなっている」のは間違いないですが、そこに「療育」「教育」が抜けていることが問題だと思うんです。
目的が「労働」「キレイにすること」だけだったら、虐待に繋がるかもしれません。しかし、「掃除をする中で何を学ぶのか」「自立するための一歩」など、明確な目標があった上でおこなうと全然違ってきます。
冒頭の例でも「支援者の思い付きで、じゃこれやって」と手伝いを促すのと、個別支援計画に「お手伝いを通して自立を促す」などの文言が入っているのとでは全く違ってくると、私自身は思います。そして、子ども自身や保護者様にも事前に説明して理解を得ておくことも必要になってくるかもしれません。

 

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いかがだったでしょうか?

なぜ「掃除」「お手伝い」が虐待と言われてしまうのか、また「絶対にやっらせてはいけないことではない」というのが分かって頂けたと思います。

 

他の先進国では業者に依頼するところが多く、子どもに掃除をさせることで「その人達の雇用の機会を奪っている」とされることもあるようです。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

1-2 虐待の真実!?あなたの取るべき行動│コラム

療育の現場にいると保護者様やスタッフから色々な相談を受けるのですが、中でも「あれ、虐待じゃないですか?」「ママ友が〇〇してるっぽくて…」なんて相談を受けることもしばしばあります。

そんな時にあなたならどうしますか?どこに言っていいか分からないし警察に通報しますか?「誰かが気付くだろう」と、見て見ぬふりをしますか?今回の記事ではその辺の部分を掘り下げてみたいと思います。

虐待

児童虐待とは、厚生労働省もHPで公表していますが「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」の4種類あるといわれています。ここで問題になってくるのが「どこからが虐待でどこまでが躾なのか」という問題です。心から子どものためだけを思って行動していても、周囲からみたら「虐待」になっていることもあるんです。

では、周囲の方々は「あれ、もしかして…」と思ったらどういった行動をすべきでしょうか?「証拠集め?」「あれは躾だと思い込む?」違います。発見した人には誰にでも通告する義務があります。更に注意して頂きたいのは「児童虐待を受けた児童」ではなく「児童虐待を受けたと思われる児童」が対象ということです。

児童相談所全国共通ダイヤルの『189(いちはやく)

かといって、実際に通告する立場になると迷いは生じるものです。それは「もし違ったら申し訳ない」「逆に迷惑になるのでは…」「大問題になったらどうしよう…」などと、自分自身の保身になっているのではないでしょうか?「虐待を受けている被害者は子ども」です、誰かが助けてあげないと「自分では抜け出せない」んです。「子どもを守る、助ける」ことが最優先事項なのではないでしょうか?

 

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いかがだったでしょうか?

「虐待」とはどのようなことか、「虐待」の現実、「虐待」を見てしまったらどうしたらいいかが分かったのではないでしょうか?

 

子どもを守れるのは保護者だけとは限りません。その時自分に出来ることを考え、子どもの未来を守って上げれるような大人でいたいですね。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

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2 まとめ

「虐待の線引き」「虐待とは」「虐待を見てしまった時の対応」などにスポットを当て「虐待」について紹介できたかと思います。この記事は各記事の目次を基に構成していますが、この記事だけでは分かり切れない部分はボリューム的にも当然あると思います。せっかく「療育ラボ」に辿り着いたのですから、そこで終わりにしないで、是非リンクから本記事をご覧になってください。

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他にも「療育プログラム」「療育のお仕事」「専門用語解説」などの多彩なカテゴリーの記事をご用意しています。まとめ記事もまだまだこれから増やしていく予定ですので、引き続きご愛読宜しくお願い致します。

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