この記事では「土台無くして発展はない」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 土台無くして発展はない
この章では「土台無くして発展はない」というテーマを「土台の安定」と「事業所に求められる土台」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 土台の安定
何かを始める時に土台がしっかりと安定していないと不安定になり、せっかくいいものを作っても土台から崩れていく事はよくある事です。こういう話をする時によく用いられるのが家を建てる例えですね。
地盤の安定した硬い地に土台を作るのは大変で困難もありますが、1度出来てしまえば地震が来ても大丈夫な安定した土台となります。
一方で、地盤の柔らかい地に土台を作るのは非常に楽で、簡単に早く出来てしまいます。しかし、いくら豪華で立派な建物を立てても強い風が吹いただけで土台から崩れてしまう、というものです。
では、例えではなく実際に療育のお仕事の土台ってなんなんだろう?また事業所に求められる土台ってなんなんだろう?と言った部分を次項目で詳しく見ていきましょう。
1-2 事業所に求められる土台
この項目では先述しているように、実際に療育のお仕事の土台ってなんなんだろう?また事業所に求められる土台ってなんなんだろう?と言った部分を具体的に2つに絞ってみていきましょう。
①運営の土台
まずは運営の土台ですね。この部分は療育的な事ではなく、母体の法人であったり、組織になってくると思います。
一見、療育と関係ないじゃん…と思われがちですが、法人が安定していないと事業所単位で上手くいっていても他でマイナスを重ねて破産ということも有り得ることです。
またそれをもっとミニマムにみて、法人の組織、事業所単位の組織が出来ていない、指示系統がめちゃくちゃでは、力を発揮しきれません。
②療育の土台
私が療育の土台としてあげるのは「信頼関係」だと考えています。支援者の経験や知識、スキルなどは先述した例の「家」であり、療育に対する思いや信頼関係が「土台」だと思います。
というのも、いくら技術や経験で上手く子ども達を扱えても、子ども達に「響ききらない」というか「表面だけ」のような物を感じる時があります。後から考えてみると、その子どもと向き合いきれていなかったり、子どもの方が何かを探っていたりして集中しきれてない時だったりします。
2 まとめ
さて、ここまで「土台無くして発展はない」という事で「土台の安定」と「事業所に求められる土台」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
土台の安定とはなんなのか、事業所に求められる土台の中でも、運営、事業所の土台とは何を指しているのかが分かったかと思います。
縁の下の力持ちという言葉があるように、土台の部分は一見すると見えてきませんし「あっても無くても変わらない」と軽く見られることもあります。
しかし、土台が安定しているからこそ様々な知識やスキルが意味を持つんだということ、しっかり安定した運営が出来てこそ療育をおこなう場所があるということを今一度思い直して、日々の療育の糧としてください。