この記事では「仕事を振るのも仕事」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 仕事を振るのも仕事
この章では「仕事を振るのも仕事」というテーマを「仕事を振るのはズルくない」と「仕事を振るための能力」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 仕事を振るのはズルくない
仕事を振るというのは、何も偉い人が自分の仕事を押し付けて楽をするという訳ではありません。管理者以上になってくると、事業所一つだけでなく会社の利益や新店舗などより生産性の高い仕事が求められる傾向にあります。
このように利益を生み出していく、または質を向上させていける、能力のある人が掃除やおやつの買い物、ごみ捨てなどの誰にでも出来る雑務に追われて時間をすり減らし、他の社員はしなくてもいい仕事をやっているなんていうのは無駄が多いですよね。
しかし日本人はどうしても気にし過ぎて人に仕事を振れず、自分が背負い込んでしまう方は本当に多くいます。むしろ全体の仕事を俯瞰で見た時に、適材適所に仕事を振ることが上に立つものの仕事であり責任である事を認識して起きたいですね。
次項目ではその辺について、もう少し踏み込んで考えていきましょう。
1-2 仕事を振るための能力
仕事を振るためにはまず、人材の能力と仕事をマッチさせる必要があり、それを「適材適所」と言っています。
それに加えて、今誰が何の仕事をやっているかの「スケジュール管理」や仕事の重要性、緊急性を見極め「優先順位」をつける能力も必要となるでしょう。
こうやって文字に起こして文章にしてみると、すごく大それた大変なことのように感じてしまいますが、振る仕事自体が大きな責任を伴ったり、長期間かかるプロジェクトなどではないのでそんなに負担はないでしょう。
例えば、パートさんに「○○さん、ゴミ出ししてきてくださーい」と言った程度なのですが、管理者が掃除中でパートさんはその日の記録を何枚も書いている最中だったらどうでしょうか?私がパートさんの立場であれば「管理者だろうがあなたが行ってくださいよ」と内心思ってしまいますよね。
ちょっとした配慮なのですが、それがあるかないかで気持ちよく仕事を振られたと思えるんだと思います。
2 まとめ
さて、ここまで「仕事を振るのも仕事」という事で「仕事を振るのはズルくない」と「仕事を振るための能力」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
仕事を振るのはズルくないし、むしろ上の立場の人の責任であり、より生産性を上げていくポイントであるということ、またそのために必要な能力や気遣いについて学べたと思います。
最初は「言い難い…」「断られたり、言い訳されたらどうしよう」「楽してると思われたくない」など、色々な不安があると思います。しかし療育ラボの今回の記事で学んだマインドを少しずつ丁寧に説明していきましょう。
研修や朝礼の最後に少しずつ話していくのも良いと思いますし、送迎の子どもが乗る前の移動中などに少しずつ管理者としての考えを浸透させていきましょう。
特に車での会話では、意外な味方が見つかったり、この人実はこんなに考えてたんだ…などの新しい発見もあり、より今後の運営がしやすくなってくるでしょう。