この記事では「子どもに先の話をしてあげよう」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 子どもに先の話をしてあげよう
この章では「子どもに先の話をしてあげよう」というテーマを「先の見通し」と「伝えることの意味」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 先の見通し
療育をしていると「先の見通し」という言葉を何度となく聞くことがあると思います。しかしその場合、大抵は1日のスケジュールや数日後など直近のことだと思います。理由としては切り替え安くするためだったり、本人の想定外のことが急に始まるとパニックになってしまうからなどが挙げられると思います。
しかし、私がこの記事でお伝えしたいことはもっと先の話、未来の話です。「なぜ今これをやらなきゃいけないのか」「なぜ遊びだけじゃなくてつまらないことをしなくてはならないのか」など、それが将来どのような効果があるのかを伝えてあげて欲しいんです。
私も子どもの頃は「決められていることはやらなきゃいけない」と思うタイプではなかったので、なんで勉強しないといけないのか分からなくて全くやる気が出ませんでした。今の子ども達もきっと同じような思いをしているんだと私は思ってしまうのです。
1-2 伝えることの意味
支援者の中には「子どもに言っても分からないから…」と、療育の最も大切な意味を教えない人が多くいます。確かに全員が100%理解できるかと言われればそうではないかもしれません。しかしその言葉をきっかけに将来のことを自ら考え始める子どももいるのです。そのこにとってはものすごく意味がある言葉をだと思います。
療育をおこなう者としては「どうせ分からない」という決めつけをするのであれば、逆に「いつか分かってくれる」と決めつけた方が意味があると思うのですが、そういう決めつけはだいたいネガティブな方に動きます。
将来の話をするのはある程度の知識と熱意があれば誰にでも出来ることですし、そんなに時間と労力もかかるものではありません。それは支援者の怠慢に繋がるのかもしれません。この記事を読んでくださっている方はきっとそんな事はないと思いますので、子ども達のことを考えた療育を続けていって欲しいと思います。
2 まとめ
さて、ここまで「子どもに先の話をしてあげよう」という事で「先の見通し」と「伝えることの意味」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
ここで言う先の見通しとは直近の短期的な見通しではなく、将来の長期的な見通しであること、また何故伝えなきゃいけないのか、伝えることできっかけを作れるということが分かったかと思います。1度で分かって貰おうとするのではなく、何度も何度も繰り返し伝えることの方が大切だと思います。
皆様も是非、子ども達の将来を見据えた療育を目指していきましょう。