皆さんの中には「あの人管理者って名ばかりで何もしないよね…」なんて思ってらっしゃる方もいるかも知れません。
今回の記事では「管理職の本当の役割」ということで、私が管理職として1番大切に考えていることについて書いていきたいと思います。
1 管理職の役割
私は管理職として働いている中で、常々スタッフに伝えていることこそが1番大切な事だと考えています。それは「管理職は責任を取るのが仕事」だと言うことです。
ただ仕事というのは「それだけ」やってればOKというものは殆どありません。その辺を誤解している管理者も多くいますので、それもまた注意して頂きたいポイントです。
1-1 「責任を取る」とは
自身の行動に対して責任を持つのはプロとして働いている以上は皆が持つべき感覚ではありますが、管理職は「事業所の責任」を負う役割だと考えています。
なので、スタッフには普段から「自信を持って支援していいよ!」「何かあれば、謝るのは私の仕事なので!」と伝えています。
実際に子どもが怪我をしてしまっては謝ることくらいしか出来ることはありませんが、そうならないよに「責任問題」とは別に、指導、育成する必要があります。
その積み重ねがあるからこそ、そこに「信頼関係」が育っていくのだと思います。
それはキレイ事ではなくて、実際に「スタッフを管理する責任」があるからです。もちろん、管理職側がそう思えるためにも信頼関係は重要です。
1-2 そこから生れる効果
全項目の最後にも少し触れていますが「信頼関係」がベースになっていて、それを高めあえるようになり、チームワークが向上することが期待出来ます。
また「失敗したらどうしよう…」というマインドではなく「失敗しても大丈夫、〇〇さんがいてくれるから」という事から、思い切って支援することができ、パフォーマンスの向上まで期待出来ます。
そして意外かもしれませんが、信頼関係が出来ているスタッフは「管理職に迷惑をかけないように…」と頭を使って、考えて行動しているのでトラブルは増えないものです。
2 まとめ
管理職と言っても、個々の考え方や取り組み方によってそのレベルは様々です。今回ご紹介したように「スタッフに対する声掛け」だけでもこれだけの効果が期待できます。
実際に何かあれば「責任を取る」という本気度がないと伝わりませんが、本気で思い、伝えているならば、私はトラブルは少なくリスクは低いやり方だと考えています。
本来の役割から目を逸らして、保身のために逃げている管理職の方も何人も見てきました。そういう事業所はやはり上手くまとまっていませんでした。
もし、このブログを読んでいる方で管理職に興味のある方、既に管理職の方、迷っている方などがおられましたら、是非、この記事を含め療育ラボを読んで考えて頂きたいと思います。