この記事では「車での過ごし方│コラム」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 車での過ごし方
この章では「車での過ごし方」というテーマを「車は狭い個室」と「それもSST」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 車は狭い個室
皆様は子ども達と車に乗る時にどのように過ごすか考えていますか?このような質問を急にされて「考えてます!」と即答できる人は、あまりいないのではないと思いますが、私は常に意識していることがあります。この項目のタイトルにもあるように「車は狭い個室」だということです。
狭い個室ということは周囲との距離も近かったりするわけですが、車の場合はそれだけでなく「空気の循環が悪い」「座る向きが一定」「動いているためのリスク」など、実際のお部屋と比べると状況が違って、より難しい所が出てきます。
しかし、私の経験を思い返してみると、何故か車では子ども達の行動を許容する範囲が大きくなる、つまり甘くなったり、逆に指導員が子ども達のテンションを上げようとしている場面が非常に多かったです。
では、どのように考えてどう対処したらいいのかを次項目で詳しく見ていきましょう。
1-2 それもSST
車が狭い個室だと考えると、そこでの過ごし方も自ずと見えて来ると思いますが「声の大きさ」「動きの大きさ」「テンションの高さ」など、自身の周りに迷惑がかからないように意識する必要があります。私は車に乗っている時も支援は続いていると考えているので、車の中でもSSTを意識して子ども達と接しています。
事業所で帰りの会をしてサービス提供時間が過ぎたから車の中では支援を意識しないのでは、私はすごく残念な気持ちになってしまいます。「保護者様に無事に届けるまで」「自信が子ども達と関わっているあいだ」は子ども達に支援の目を向けるべきではないかと思います。
私は普段は部屋だけど車など、シュチュエーションが変わる時こそ実践練習が出来るチャンスだと捉えています。
2 まとめ
さて、ここまで「車での過ごし方」という事で「車は狭い個室」と「それもSST」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
車は狭い個室であって、自身の行動で周囲に迷惑をかけたり不安定にさせてしまう可能性があるということ、また普段とは状況も変わってより実践に近い形でSSTがおこなえることがお分かり頂けたかと思います。
子ども達と関わっている時間には、油断したり楽しさだけを追求するのではなくて、ここでも子ども達の将来を意識した療育がおこなえるように、心に留めておいて欲しいと思います。