
身辺自立のプログラムをやらせたい。
何をさせたらいいか分からない。

上記のようなお悩みをお持ちの皆様に「洗濯物干し」と「洗濯物畳み」のプログラムをご紹介する記事になっています。
1 洗濯物干し・洗濯物畳み
この章では「洗濯物干し」と「洗濯物畳み」のトレーニングをおこなうにあたっての準備や流れを紹介していきます。
1-1 準備
子どもがおこなうプログラムなので、大人の服やハンガーでは大きすぎて作業しにくいので小さい子用のものを用意しましょう。また、洗濯リングは洗濯ばさみの強さによっては作業にならない場合がありますので注意しましょう。
・手順書
・小さい子ども服
・ハンカチ
・洗濯リング
・子ども服用のハンガー
1-2 プログラムの流れ
この項目ではプログラムの流れを、注意点やポイントをおさえつつ書いていきます。それでは具体的にみていきましょう。
①手順書の作成
手順を増やしすぎても逆に難しく感じ、分からなくなるので項目数は少なめの方が良いでしょう。

手元に置いて見れるようなA4サイズでも、みんなで見れるようにホワイトボードに書いても良いと思いますので、状況にあわせて選択してください。
②手順書通りに進める
もう基本的にはプログラムを進めるだけですが「シワを伸ばす」「Tシャツはハンガーに干す」など、初めのうちは場面場面で教えた方が良いでしょう。

手順書にイラストなどを付けておくと視覚的に入り、分かりやすいでしょう。
③片付けまでおこなう
生活に密着した身辺自立のプログラムだからこそ「なんとなく」「流れで」のように、気づいたら「ふわっと終わりになってた」なんてことにならないように「片付け」「挨拶」はきちんとおこないましょう。

子どもに療育をする立場のスタッフが「挨拶を忘れる」「片付けを忘れる」なんてことにならないように意識して取り組みましょう。
2 まとめ
ここまで身辺自立について考えて来ましたがいかがだったでしょうか?身辺自立については、保護者様からの希望の中でも多く寄せられる内容になっています。



今回の「選択物干し」「洗濯物畳み」のプログラムは関連性のあるプログラムなので、最初は1つずつおこなっていき、なれて出来るようになってきたらセットでおこなうなど、工夫しておこないましょう。