早期療育の4つの効果と注意点

療育とはでも出てきた早期療育ってどういうこと?
早いってどのくらいの時期のこと?
どんな効果があるのかな?
運営者:田中
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今回は早期療育という事ですが、一言でいっても「つまり、何?」となるでしょう。今回は早期療育の効果を4つに分けて説明していき、最後に注意点も書いていきます。

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1 早期療育の4つの効果

早期療育というと「そりゃ遅いより早い方がいいよね」となんとなくが理解いただけるとは思いますが、この章では具体的に4つの項目に分けて説明していきたいと思います。

まだ未就学のお子様をお持ちの方や、療育を受けようか悩んでいる方は必見です!

1-1 子どもの最も成長する時期に療育出来る

私が現場で児発管として勤務している中で感じるのは「未就学~小学校2年生位までが最も変化が見られる」という事です。3年生くらいから段々と「その子らしさ」が固まってきて、変化に体力とストレスを伴いやすくなるように感じます。
保護者様の中には「体力が心配だから」「慣れるまでは週1回で」という方もいらっしゃいますが、状況が許すのであれば「私は多めに枠をとる事」を勧めています。もちろん、施設側や子どもの状況にはよりますが。
体力がないと判断したら施設側からお伝えしていますし、いくらでも折り合いは付けられるのです。

1-2 家での関わり方も分かり誤学習を防ぐ

保護者様は何人も子育てをしているとは言え、現場のプロと比べると療育に関してはやはり経験が少なくなってしまいます。
家での誤学習や生活習慣を引きずって、外の世界でも同じ行動を取ってしまったり、場所によって行動を使い分けると言ったことがあります。
早期療育を行うことで子ども自身も成長していくと言うことは、保護者様や関連機関(保育園や学校など)とも協力しておこなうと言うことです。

1-3 横のつながりが出来る

この部分が最も重要だと言われる保護者様はたくさんいらっしゃいます。
同じ悩みを持った、共感が出来る仲間はやはり自然と出来ていくものだと思います。もちろんSNSなどもあるでしょうが、「担当の先生が同じ」「就学時同じ学校にいく」「一緒にお出かけに行く」など、より接点が多く担当の先生など共通の知り合いもいて安心出来ますね。

1-4 保護者様も安心を得られる

今まで上記でお伝えしてきた事のまとめのような形になりますが、私の経験からも「子どもが良い方に向いていると保護者様は安心する」ものです。
様々な思いから保護者様は「子どもに期待し過ぎ」「普通になって欲しい」と思ってしまいます。それ自体は悪いことではありませんが、過度なプレッシャーや言葉は子どもの自己肯定感を下げ、伸びるものも伸びなくなってしまうのです。
家庭など閉鎖された世界では尚更、そのさじ加減は非常に難しいと思います。なので上記のようなプロや仲間と一緒に、保護者様も成長していくイメージを持って貰いたいと思っています
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2 早期療育の注意点

この部分は早期療育に留まらず、療育全般にも言えることですが「早期療育では特に気を付けたい」ことになります。
それは「うち子は出来ないから」と手を出しすぎる事です。もっと言うと「障害者あつかいしない」という事です。
これは保護者様だけではなく、我々プロの世界でも度々問題になります。やはり積極的に勉強をしていないと、自身の経験のみで対応してしまうため「やってあげた方が早いから」「みんなのペースに合わせないと」と間違った判断をしてしまう事があります。
現場ではそういったミスを防止したり修正するために、定期的にミーティングや研修、児発管からの指導などを整えています。
そういったプロの集まりを利用しない手はないと思います!
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今回は「療育とは」で予告していた「早期療育」に焦点をあてた内容となっていました。
いかがだったでしょうか?
少しでも「あれ、うちの子…もしかして」と心当たりがあるようでしたら、管轄の役所や相談支援センター、療育センターなどに相談してみましょう!
小さなモヤモヤも蓋をして見ないふりをしていると、気付かないうちにすごい重さになってしまい、行動を起こした時には遅すぎる…なんて事にならないように。
「備えあれば憂いなし」ですね!
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