送迎をする事業所が減った理由│コラム

運営者:田中
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私がこの業界にいて最近よく感じることの一つに「送迎をしている事業所が減ってきている」というのがあります。

 

なぜこのようなことになってきたのか、また今後どうなるのかをまとめていきたいと思います。

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1 送迎をする事業所が減った理由

この章では「送迎が減った原因」「今後どうなる?」という項目に分けて、送迎をする事業所が減った理由を考えていきたいと思います。

1-1 送迎が減った原因

送迎をする事業所が減ってきている、または送迎サービスを受けにくくなっているのには、大きくわけて2つの理由があると考えています。

①令和3年の報酬改定

1つ目は令和3年の報酬改定です。単価が下がったり、30分未満の利用では報酬を算定出来なくなったことから、報酬が減ったことと、送迎での加算も算定できなくなっているからです。

②コロナ禍

2つ目はコロナ禍ということです。3密を避けたいと言う事業所側の考えと、同じく学校の考えもあり学校などへの出入りがし難くなっていることが挙げられます。それに伴って下校時間が不規則でギリギリまで分からないという事で送迎をし難くなっています。

また1つ目の理由にコロナ禍が拍車をかけている部分もあり、どちらかだけであれば何とかズルズルと続けられた部分はあるでしょうが、コロナという明確な理由を得たことで切り替えてしまう事業所は多かったと思います。

1-2 今後どうなる?

そもそもなぜそのような利用者にとってもメリットの無くなるような改定をおこなったのかというと、一部の保護者様の中には事業所を移動支援のように送迎のためだけに使い、30分未満の滞在で帰っているなどの、本末転倒な事例もあるからだと考えいます。

それでは今後はどうなるのでしょうか?私個人の考えでは、このまま送迎サービスが衰退していくことはないと考えています。

今この業界をざわつかせている「2類型」にしても、保護者様のレスパイトの重要性を挙げており「滞在時間の確保」により保護者様の仕事や生活の支援をする方向性がみてとれます。その流れからいっても「送迎サービスの必要性」は改めて見直されると考えています。
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2 まとめ

さて、ここまで「送迎をする事業所が減った理由」という事で「送迎が減った原因」と「今後どうなる?」という項目に分けて考えてきましたが、いかがだったでしょうか?

私は、保護者様のレスパイトの意味でも、子どもの気持ちの切り替えの意味でも「送迎サービス」は重要だと考えています。

運営としては、送迎をしない方が圧倒的に楽で、業務負担が半分くらいになるんじゃないかと思う程ですが、総合的に考えると「送迎サービス」は必要だと考えています。

運営者:田中
運営者:田中

「ピンチはチャンス」じゃないですけど、送迎が減っている原因が「ニーズの減少」ではないので、原因をクリアするとチャンスしかないと考えられます。

 

集客面で不安を感じている事業所などは、風潮に流されたり、楽な方に逃げないで、是非必要な事に向き合って「やる努力」をしていきましょう。