放デイ・児発の2類型を考える1│コラム

運営者:田中
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今回は「2類型」についてのまとめページを作りました。

「2類型とは」「レスパイト・ケア」「学習特化」についてまとめました。

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1 放課後等デイサービス2類型

2021年に放課後等デイサービスが「2類型」になるという発表がありました。記事を書いている現時点では詳細までは分かっていませんが、その方向性は見えてきています。

簡単に言うと「何でも有り」に近い状態だった放デイを整理しますよ、ということです。
もう少し具体的に見ていきましょう。

1-1 2類型って、どういうこと?

上記でもすでに書いていますが、今まで曖昧だったところを「2類型」にすることで線引きをして明確化したいのだと思います。「現行通りの放デイ」と「より専門性の高い放デイ」に分け、「(福祉としての)保護者や利用者の為にならない」事業所を整理していきます。

その上で「認可する、しない」「単位減らす」などの対処をしていく、ということです。

①なぜそのような流れに

令和元年時点での放デイ利用者は22万人を超えており、それだけの市場規模、予算の割に「内容が伴ってない事業所が多い」と度々問題になってきました。そんな流れから、今回の整理に至ったのだと思います。

②2類型とは

総合支援型」とは
現行の運営指針にある「自立支援と日常生活の充実のための活動」「創作活動」「地域交流の機会の提供」「余暇の提供」の4つを提供する事業所のこと。

特定プログラム特化型」とは
「理学療法」など「専門性の高い支援」を提供する事業所のこと。

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いかがだったでしょうか?
「2類型」とはなんなのか、「なせ、このような流れになっているのか」が分かって頂けたと思います。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

1-2 2類型とレスパイト・ケアを考える│コラム

レスパイト・ケアとは、支援者が保護者様などの代わりに支援することで「保護者様自身の為に時間を使ってもらうこと」など、主に保護者様が対象になるサービスです。「支援する家族にも自身の時間を持つ権利がある」という考えを形にしたサービスだと言えます。

①レスパイト・ケアとは

私がこの療育の世界に入った頃は、今よりも制度は整っておらず、聞く人によってガイドラインの解釈も曖昧なんてのは当たり前でした。

しかし、今この通所支援事業所は大きく変わろうとしていて、その中に「親の就労を支援するための支援時間の長短…」という文言が入っているなど、レスパイト・ケアは療育にとって当たり前のものになってきています。

レスパイト・ケアは間違いなく「必要な療育」の一部であり、今後「2類型」が進むことで、より利用しやすくなっていくと思います。

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いかがだったでしょうか?
「レスパイト・ケアの大切さ」や「今後の動き」が分かって頂けたと思います。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

1-3 2類型と学習特化型を考える│コラム

「学習特化の放デイはどうなってしまうの?」という問いについて書いていますが、まだ分かっていないことも多く「私なりの見解」をまとめた記事になっています。

①学習特化型の放デイ

現在の日本には数多くの放デイや児発が存在し、各々良いと思うプログラムを「療育」として提供しています。そのスタイルは様々で「個別療育」のような形で短時間マンツーマンでおこなうところや、「お預かり」の中で学習もみるというところ、送迎の有り無しなど多種多様になっています。

学習特化型の放デイは需要もあり必要だと考える人が多いのですが、今回の「2類型」の流れでは「行き過ぎた習い事系」に特化した放デイの存続が危ぶまれています。ではどうすれば生き残ることが出来るのか、その考え方は「学習はツール」であり「あくまでも療育」ということです。

あくまでも「学習を通して療育をおこなう」という事を念頭に置いたプログラムが必要になってくるのだと思います。

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いかがだったでしょうか?

「2類型」と「学習特化」について、また「どのような準備をしていけばいいのか」がご理解頂けたと思います。

 

この記事はまとめページなので、ざっくりとしか書いていませんが気になった方や、もう少し詳しく見てみたい方は、下記のリンクからご覧ください。

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2 まとめ

「2類型とは」「レスパイト・ケア」「学習特化」に焦点を当て、今後の療育の現場を考える上で知っておきたいことを紹介できたかと思います。この記事は各記事の目次を基に構成していますが、この記事だけでは分かり切れない部分はボリューム的にも当然あると思います。せっかく「療育ラボ」に辿り着いたのですから、そこで終わりにしないで、是非リンクから本記事をご覧になってください。

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他にも「療育プログラム」「療育のお仕事」「専門用語解説」などの多彩なカテゴリーの記事をご用意しています。まとめ記事もまだまだこれから増やしていく予定ですので、引き続きご愛読宜しくお願い致します。

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