計画性のある早めの声掛け│療育プログラム

運営者:田中
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この記事では「計画性のある早めの声掛け」と言うことで、先の見通しについて項目に分けて記事にまとめていきたいと思います。

是非、最後までお読みください。

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1 計画性のある早めの声掛け

この章では「計画性のある早めの声掛け」というテーマを「なぜ先の見通しが必要なのか」と「先の見通しをつける支援」という項目に分けて考えていきたいと思います。

1-1 なぜ先の見通しが必要なのか

療育に関わっていると「先の見通し」という言葉を何度も聞くのではないかと思います。なぜ、先の見通しを立てさせてあげなければならないのか?

それは「自分が何をしたらいいのか分からなくて不安になる」「急な予定変更に対応出来ない」など、様々な要因が挙げられます。

子どもが不安定になる要因が分かっているのであれば、事前に準備して対応するのはプロとして当たり前のことですよね。

また子どもが心地よく過ごせるということは、支援者にも子どもと同じように良い影響が出てきます。例えば「スケジュールの共有」「準備」など、支援者の行動もスムーズになってきます。

それでは具体的にどのような支援が必要なのでしょうか?次項目でもう少し具体的に見ていきましょう。

1-2 先の見通しをつける支援

それでは先の見通しをつける支援のヒントを具体的に見ていきましょう。

①1日のスケジュール

まず、最初に思い浮かぶのは「1日のスケジュール」ですね。時計のイラストなどを使って時間を明確にしましょう。

②早目の声掛け

この記事のテーマにもしていることですが、意外と忘れがちですね。「スケジュールを出してるから分かるでしょ」ではなくて、不安定になりやすい子には結構マメに「あと15分弱だよ」などの声掛けをしています。

③タイマー

前出の「早めの声掛け」と似ていますが、学校のチャイムと同じ役割と考えて頂ければ問題ないと思います。

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先の見通しをつけさせるには、まず支援者が先の予定を把握して、子どもに伝える必要があります。この部分は意外と盲点になっており、支援者も忙しさに流されてギリギリの対応…なんてことになっていたら「声掛けもままならない」ですよね。

 

先の見通しをつける支援とは「準備」と「計画性」が不可欠ですね。

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2 まとめ

さて、ここまで「計画性のある早めの声掛け」という事で「なぜ先の見通しが必要なのか」と「先の見通しをつける支援」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

私がこのテーマを選んだのには理由があって、支援者が事前の予定を伝えていなかったから不安定になったり、支援者もその事にイライラして負のスパイラル…なんて状況を見てしまったからです。

先の見通しを立てさせることは、手数は多いですが難しいことではありません。皆様も「準備」と「計画性」を持って、是非先の見通しの付けられる療育をおこなっていきましょう。

そして、支援者の準備不足で子ども達が不安定になるような残念な療育をしなくてすむように努めましょう。