「子どもの気持ちに寄り添う」と「全部してあげる」の違い│コラム

運営者:田中
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この記事では「子どもの気持ちに寄り添う」ということを中心に記事にしていきますが、寄り添うというと「甘やかす」「全部してあげる」人が多くいます。

 

その違いについても触れていきたいと思っていますので、是非最後まで読んでください。

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1 子どもの気持ちに寄り添う

そのままの意味だと「そばにピッタリと寄る」ということになりますが、ここで使う意味としては「同調する」「相談に乗る」「サポートする」と言った意味だと考えてください。

つまり「子どもの気持ちに同調し、サポートしてあげる」ということです。

1-1 寄り添い方

事業所には言葉での表現が苦手だったり、誤学習により互いなどの問題行動で表現してしまう子がいます。

ある程度憶測も入ってはきますが、今までの経験や本人の行動のデータからその子の気持ちを察してあげる必要があります。

それ自体も支援ではあるのですが、そこから具体的に訴えを解決する支援をしてあげる必要があります。

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ここから先は、勘違いしている方が非常に多いので、記事を読んだ上でよく考えて見てください。

1-2 「全部してあげる」との違い

勘違いしやすいのが、訴えを理解したことで支援者側がある程度満足してしまい、思考停止してしまうパターンです。思考停止したらあとは「全部やってあげる」と繋がってきます。

このパターンでは「こっちがやった方が早いから」とか「やってあげないと可哀想」という間違った考えを持っていなかったとしても、流されてしまう方が多くいます。

訴えの内容が分かることは「やっとスタート地点に立っただけ」なので、そこから子どもの主訴を通して何が出来るのか、より良い療育を探すべきだと思います。

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2 まとめ

さて、ここまで「子どもの気持ちに寄り添う」と「全部やってあげる」の違いについて考えてきましたが、いかがだったでしょうか?

子どもの状況によって、全ての子どもに当てはまる訳ではありませんが、参考になったのではないでしょうか?

福祉の業界は元々「人の為になにかしてあげたい」という考えの人が多くいます。そこがベースとなっているだけに「全部やってあげる」となりやすい傾向はあります。

しかし「そもそもそれが相手の為になっていない」と考えるとどうでしょうか?経験不足、知識不足だと言われてしまうかもしれませんね。

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どんな仕事でもそうでしょうが、私達は知識を得て経験を積み日々成長していく必要があります。私達もしっかりと準備をし「子ども達の将来を見据えた療育」をおこなっていきましょう。