「療育の活動としてTVゲームをさせている」と聞いたら、皆様どう思うでしょうか?
否定的な方がいることは承知ですが、私は「療育は生活に関わること、生活のあらゆるものは療育のツールになりうる」と考えています。
1 TVゲームは療育になるのか
この章ではTVゲームを療育の現場でおこなう事は有りなのか、無しなのかを考えていきたいと思っています。
今回は「事業所」と「家庭」という2つのパターンで見ていきましょう。
1-1 事業所の場合
冒頭でも書いているように、私の考えではTVゲームも「療育のツール」として使うことができます。
ここで確認しておきますが「療育になる」のではなく「療育のツールになる」ということを間違えないで頂きたいです。
子どもは楽しいこと、珍しいもの、好きなことに夢中になります。「TVゲームを嫌いな子の方が少ない」と考えると、こんなに子どもを引き付けるツールはないかも知れません。
私の本業の事業所ではルールゲームとして活用しています。ルールゲームとは「順番を守る」「負けても泣かない」「チクチク言葉を使わない」などの「ルールを守ることを目的」としています。
学習用のソフトなどもありますが、それをポイっと渡して「これが療育です」や「ゲーム持参可」などは、私は度が過ぎていると感じてしまいます。
1-2 家庭の場合
では、家庭ではどうでしょうか?家庭ではゲームはもちろんやって良いでしょう。しかし、それは療育としてというよりは「家庭が生活の場だから」の意味合いが強いと感じます。
ルールを決めたり、時間を決めることもあるでしょうが、どちらかと言うと躾であって療育とは言いきれないと感じてしまいます。
もちろんルールを作ったり、時間を守ることは大切なことですしやった方が良いでしょう。それをSSTと言えばそうなるでしょうが、無理に療育と繋ぎ合わせる必要はないのかな?と思います。
2 まとめ
ここまで「TVゲーム」と「療育」について、「事業所」と「家庭」という環境で考えてきましたがいかがだったでしょうか?
私の考えをまとめると、事業所では条件付きで「療育のツール」になりうる、家庭では「療育としてというより娯楽として楽しみ、躾としてお約束をまもる」ということです。
今の時代は「TVゲーム」は「eスポーツ」と呼ばれオリンピックの競技になるような時代です。忙しいからと動画を見せる「スマホ育児」なんて言葉もあります。
より高みを目指すべきですが、全てが100点の育児や療育なんてものはないと考えても良いと思います。気負いすぎずに上手に向きあっていけると良いですね。
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