勝敗のコントロール│療育プログラム

運営者:田中
運営者:田中

この記事では「勝敗のコントロール」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。

 

是非、最後までお読みください。

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1 勝敗のコントロール

この章では「勝敗のコントロール」というテーマを「勝敗のコントロールは必要か」と「勝敗のコントロールのポイント」という項目に分けて考えていきたいと思います。

1-1 勝敗のコントロールは必要か

事業所に通っている子ども達は負けず嫌いの子が非常に多く、感情のコントロールが難しく勝負事に負けると不安定になってしまいます。

そのコントロールできる力を身につけ、成長していこうと言うのが療育の1つの大きな目的だと私は考えています。そのため、初めの段階では勝敗のコントロールは必要だと考えています。

というのも、感情が不安定になりコントロールして戻ってくる成功体験を積むにしても、毎回振り切ってしまうと子ども自身もしんどいですし、周囲にも影響が出てしまいます。

そういったこともあり、どういう負け方にするか、誰に負けるかをコントロールする必要があり、スモールステップで少しずつ出来るようになる必要があると考えています。

1-2 勝敗のコントロールのポイント

では勝敗をコントロールする際に、具体的にどう言ったポイントを意識するのか考えていきましょう。

①子どものご機嫌取りではない

こういった話をすると子どもにわざと負け続けて、子どもを王様にしてしまう人がいます。

先述している通り目的は感情のコントロールなので、子どもを王様にしてしまうと負けた時の振り幅が大きく、僅かの事でも大きく感情が崩れてしまいます。

②子どもの行動を予測しておく

こちらから仕掛けて感情を崩すのに近い場面も出てきますので、当たり前の事ですが子どもの行動を予想し適度な接し方が大切になってきます。

子ども立ちを見てきたスタッフであれば、ある程度の予測が出来ると思いますので、声掛けのタイミングや他害、自傷のリスクなどもしっかり把握しておきましょう。

③信頼関係を築いておく

これは大前提になりますが、信頼してないスタッフと信頼しているスタッフでは声掛けの受け取り方や感じ方も変わってきますし、それに伴って子どもの言動も変わってきます。

④チームワークで取り組む

私は単独で勝敗のコントロールをすることをあまりオススメしていません。というのも集団を見つつ、集団の中で感情のコントロールをして欲しいと考えているからです。

それには同じ方向を見ているスタッフとの協力が、絶対に必要だと思っています。

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2 まとめ

さて、ここまで「勝敗のコントロール」という事で「勝敗のコントロールは必要か」と「勝敗のコントロールのポイント」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

運営者:田中
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過去記事をお読みの方は分かったかもしれませんが、この記事は、過去の「子どもとの勝負事の力加減│コラム」と「負けたくない子どもへの対応│療育プログラム」の関連記事をリメイクしたものになります。

リンクを貼っていますので併せて読んで頂けるとより分かりやすく、また違った角度から見れると思います。