この記事では「使えない人と分からない人の違い」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 使えない人と分からない人の違い
この章では「使えない人と分からない人の違い」というテーマを「使えない人と分からない人」と「共に働く為に」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 使えない人と分からない人
世の中にはたくさんの人がいて、中には「この人仕事出来ないなぁ」と思うこともあると思います。しかし出会った時に仕事が出来ないからと言って、今後も仕事が出来ない人であり続けるかどうかは決まっているわけではありません。
今回は特に「使えない人」と「分からない人」にスポットを当てて見たいと思います。
①使えない人
「使えない」と言ってしまうと、すごく感じの悪い悪口のように聞こえてしまいますが、ここではそのままの意味で使っています。要するに施設や会社の方針と合わなかったり、自分のやりたいようにやってしまいチームワークが取れないなどの要因があった上で、本人に改善の意思がなく自分以外の他人の介入では改善出来ない人を指しています。
審査や面接をしているはずなのに、なぜか「そもそも方針が合わない人」が入社してしまうんですよね。
②分からない人
「分からない」というのは、その言葉の通りなのですが「優先順位の付けられない人」「気付かない人」「経験が足りない人」などが多かったと感じています。この場合は本人に向上心や気持ちがあるので、気付きを与えてあげると改善に向かうことが多いでしょう。この「分からない人」を「使えない人」と決めつけてしまって、宝の持ち腐れになってしまっているパターンがよく見られます。お互いにメリットがないので導いてあげる必要がありますね。
「自分で考えてよ」というのは簡単ですが、気付かない事に自分から気付いて欲しいというのはちょっと難しいですよね。これは管理者や先輩など指導する側の責任が大きいと考えています。
1-2 共に働く為に
では、そんな2つのパターンの人達と共に働いていくにはどのようにすればいいのでしょうか?答えは難しい事ではなく、ヒントは私達の仕事の中にあると思います。どういうことかと言うと、基本的には子どもに対して行っている療育の考え方と大きく変わりはありません。
本人の自己肯定感を高めつつ良い部分を伸ばしてあげること、また「ダメなことはダメ」だと教えてあげることです。そして施設の方針やチームワークの大切さを日々教えていくことでしょう。「そんなんで解決したら苦労しないよ」という方もいると思いますが、その通りだと思います。正直、人が人を変えるのは無理なことだと思っているので、本人のやる気や気持ちが重要になってきます。しかし、やれることはやる必要があることも否定は出来ないですね。
2 まとめ
さて、ここまで「使えない人と分からない人の違い」という事で「使えない人と分からない人」と「共に働く為に」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
「使えない人」や「分からない人」がどういう人達なのか、その違いや一緒に働いていく上で私達に出来ることなどのヒントが分かったのではないでしょうか。そしてその方法は子ども達に日々おこなっている療育と近しいものがあることも分かったかと思います。
皆様も子ども達に対する時と同じように、先入観や固定概念で人を評価し、可能性を潰してしまわないようにして頂ければ、より良い事業所や仲間が出来ると思っています。