この記事では「子どもが来たくなる事業所」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 子どもが来たくなる事業所
この章では「子どもが来たくなる事業所」というテーマを「子どもの理想」と「理想と現実」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 子どもの理想
子どもが理想とする事業所はどんな事業所でしょうか?それを療育や大人の考えを無視して考えると、落ち着ける空間であることが第1だとしても、ゲームが出来る、おやつが豪華で美味しい、仲の良い友達がいる、何をやっても怒られない、勉強はしなくていい、こんな所でしょうか。
やはり、遊びに特化しているか嫌なことを避けている感じがしちゃいますね。しかし療育も勉強も最初のうちは負荷がかかることもあれば、楽しくないこともあるんです。しかし、子ども達の将来を見据えた療育をおこなっていくには避けては通れないことですし、その部分を乗り越えていく必要があるんですよね。
それでは理想の事業所とはどうあるべきなのか、また現在の事業所の様子などを運営者の印象をまとめつつ考えていきましょう。
1-2 理想と現実
昨今の放デイ事情を見ていると、療育を後付けにして子どもが楽しいというようなイベントばかりをおこなっている事業所が本当に多いことに気付かされます。子どもは楽しいから「○○は楽しいから好き」と事業所を肯定し、それを聞いた親は「なんて良い事業所だ」と勘違いしてしまいます。
しかし私たちの仕事は民間学童でもなければ、習い事でもありませんよね。まぁ、確かに息抜きやアウトプットとして社会に出る経験は必要だし、遊びや集団活動の中からしか得られない経験もあります。私のブログには非常に多く登場するワードですが、ここで必要なのは楽しみや息抜きと療育との「バランス」だと考えています。アメとムチという言葉がありますが、楽しみや活動としっかりした療育を上手にバランスをとっていける体制が理想的な事業所なのかなと考えています。
どちらかに偏り過ぎてしまうとバランスが崩れて息苦しくて通いたくない事業所になったり、楽しいだけで終わってしまう療育になってしまうでしょう。
2 まとめ
さて、ここまで「子どもが来たくなる事業所」という事で「子どもの理想」と「理想と現実」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
子どもが思い描く理想の事業所と療育をおこなう事業所としてこうあるべきだと言う理想的な事業所、そして今現在運営者が見てきた現実の姿が分かったかと思います。そして理想的な事業所を作るには、各々の思う理想を組み合わせてバランスを取っていくことが必要だと学べましたね。
皆様も自分なりの理想の事業所を作り上げていく中で、子ども達の将来を見据えた療育のことを忘れないで、バランスを取って良い事業所を作っていってください。