この記事では「やりっ放し?片付けと切り替えの関係」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 やりっ放し?片付けと切り替えの関係
この章では「やりっ放し?片付けと切り替えの関係」というテーマを「片付けの意味」と「片付けの方法」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 片付けの意味
皆様も「片付けするよー」や「片付けなさい」といった声かけや支援をしているとは思いますが、そこにはどんな意味があるのか考えたことがあるでしょうか?
以外とちゃんと考えたことのある人は少なく「片付けしないといけないから…」みたいな回答が多いと感じます。いくつかのポイントを書き出してみたいと思います。
①自分のことは自分でやる
出したものを片付ける、使ったものを戻すというのは自分の、ことを自分でやるということの反復練習になります。
②切り替えの合図
片付けをしている間に次のプログラムに切り替える準備が出来ます。玩具などを片付けながら、気持ちも整理出来るんですね。
③構造化
ものを元の場所に戻すことで次のプログラム時も気が散ったり、遊びたくなる衝動を少し緩和することが出来ます。集中するためにも整理整頓を保つことは大切になってきます。
では、片付けを教えるにはどのような方法でやればいいのか、次項目ではその辺をもう少し考えてみましょう。
1-2 片付けの方法
まず書いておきたいのは「ベースを作っておくのが大前提」ということです。どういうことかというと、片付けしやすい環境を整えておくということです。例えばこの玩具はこの棚と分かるように写真を貼っておくことなど、予め片付ける場所を決めておくことで迷ったり、何をしていいか分からないという事はなくなるでしょう。
先述したことに続きますが、マッチングなどを取り入れて片付けもゲームのようにするというのも導入としては良いと思います。
最後に書いておきたいのは、毎回必ずやること、継続して繰り返すことです。「今日は忙しいからいいや」というのは大人の都合で、子どもへの支援とは関係ない話です。誤学習を避け、子どもがより成長するためには支援する側も努力が必要となります。
もちろん片付けも支援のうちですので、出来る子だけがやってやらない子はやらなくていいではありませんし、よく出来たらたくさん褒めてあげることも大切になりますね。
2 まとめ
さて、ここまで「やりっ放し?片付けと切り替えの関係」という事で「片付けの意味」と「片付けの方法」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
なぜ片付けをしなくてはならないのかの療育的な視点や、どのような考えで片付けをさせたらいいのか、またそのヒントが分かったかと思います。
また、私は過去に「片付けの意味│コラム」や「片付けをさせられない大人│コラム」や「切り替えが「始まりの挨拶」と「お片付け」けで激変!│コラム」や「メリハリは大事!切り替えのポイント│療育プログラム」や「自分の収納場所を覚えるお手伝い│療育プログラム」や「使いやすい!これが構造化│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。