この記事では「使いやすい!これが構造化」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 使いやすい!これが構造化
この章では「使いやすい!これが構造化」というテーマを「構造化とは」と「TEACCHプログラム」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 構造化とは
構造化というと皆様どのようなイメージをお持ちになるでしょうか?机やイス、壁紙などの統一感などハード面のイメージが強いのではないかと思います。
そしてそれもあながち間違ってはいないのですが、それだけではなくスケジュールを把握しやすく管理したり、絵カードなどで視覚的に分かりやすくしたりというのも含まれています。
また集中力を散漫にさせないために壁面装飾や掲示物を貼らなかったりは勿論ですが壁の色も白の単色など落ち着いた色にし、カラーボックスや荷物入れに至るまで同じ色、同じ形に統一します。
構造化する事にどんな意味があるのかは、次項目て詳しく見ていきましょう。
1-2 TEACCHプログラム
前項目では構造化とはどう言ったものかを見てきましたが、そもそも構造化にどんな意味があるの?という所を考えていきましょう。
そもそも構造化とはTEACCHプログラムの考え方の中にある概念なので、TEACCHプログラムをまずは理解して欲しいと思います。
TEACCHプログラムはASDの方を対象として「ゆりかごから墓場まで」というコンセプトのもと大学を中心に街ぐるみで始まった考え方です。
つまりASDの方達が一生その街で過ごせるように、また過ごしやすいように街自体で連携して構造化していくといった概念になります。それを事業所という社会の縮図に落とし込もうというのが事業所でおこなう構造化ということです。
勿論ご家庭に落とし込むことも可能です。例えば部屋の用途を決める等は分かりやすく、実施しやすいかもしれませんね。
2 まとめ
さて、ここまで「使いやすい!これが構造化」という事で「構造化とは」と「TEACCHプログラム」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
構造化とはTEACCHプログラムという考え方から事業所や家庭などの小社会でも使えるように落とし込んだものであり、ハード面だけでなくスケジュール管理や絵カードまで含まれている事が分かったかと思います。
また、私は過去に「TEACCHプログラムとは│ASDの生涯支援プログラム」や「備品の選び方 ~机とイス~│療育のお仕事」や「切り替えが「始まりの挨拶」と「お片付け」けで激変!│コラム」や「療育の「概念的」な考え方1│療育プログラム」や「療育の「概念的」な考え方2│療育プログラム」といった関連記事を書いいます。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。