この記事では「そうだったのか!スタッフが退職を考える時」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 そうだったのか!スタッフが退職を考える時
この章では「そうだったのか!スタッフが退職を考える時」というテーマを「現場の思い」と「経営陣の思い」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 現場の思い
療育のお仕事に関わらずだとおもいますが、福祉系のお仕事をしていると必ずと言っていいほど現場と経営陣の温度差を感じてしまう場面があります。
福祉の現場で働こうという人は、福祉に対して強い思いや何らかの思いを持っている人が多く、人のために何かをしたいといった気持ちで働いています。また責任感や向上心のある従業員は自身の正当な評価であったり、自身の仕事の拡大など自身の判断でおこなえるようになることを望んでいるでしょう。
この事業は売上に上限があるため、労働に対して支払われる報酬もほぼ固定となっているでしょうから、頑張っても意味が無いと思う人もいれば、頑張って現場よりも役職を上げていこうと考える人もいると言うことです。
この項目では現場の思いをみてきましたが、次項目では経営陣の思いを見ていきたいと思います。
1-2 経営陣の思い
会社などの法人を運営するにはたくさんの経費がかかります。そしてこの事業には一事業所の売上に上限があるため経営陣はその中でやりくりをする必要があり、少しでも売上を上げたいと考えています。
しかし、それは会社が儲けて社長が裕福になるためではない場合がほとんどなのではないかと思います。ただでさえ利用者の人数に上限があり、それに伴って売上が固定されている中で、立ち上げ時の初期費用を返済したり、利益を少しでも内部留保して次の事業に繋げたり、事故など突然の車両の修理代などを確保しておく必要があるのです。
そして、その中には従業員の給料や賞与なども含まれていますし、スタッフが少なくて大変だと言うならパートさんを雇うのにもお金がかかります。
自分の立場からでは見えないことろを、相手の立場に立ってたり違う角度から複数考えてみることが大切ですね。
2 まとめ
さて、ここまで「そうだったのか!スタッフが退職を考える時」という事で「現場の思い」と「経営陣の思い」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
現場の職員の思いと経営陣の考え方が何となくわかったのではないでしょうか?この温度差やギャップが不満となり退職へと繋がると考えられます。会議や研修で一から説明してお互いの立場での考え方を共有することが大切なのが分かったかと思います。
また、私は過去に「「経営」と「福祉」の車輪│療育のお仕事」や「経営者の価値観と現場のギャップ│療育のお仕事」や「現場と経営者の考え方の違いと対処法│療育のお仕事」や「思いは伝わる?ミーティングの意味│コラム」や「療育現場で思わず転職を考えてしまう時│療育のお仕事」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。