この記事では「専門用語は必要ない!?伝える力」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 専門用語は必要ない!?伝える力
この章では「専門用語は必要ない!?伝える力」というテーマを「情報の咀嚼」と「思いを届ける」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 情報の咀嚼
この項目での話は、療育に関してだけでなく自分の時間を使ったり何かに集中して勉強をしていると、つい起こりがちな問題について話していきたいと思います。
勉強に真剣に取り組むことで知識も増え本人の中で理解が深まっていくのは当然のことですが、専門用語に浸かっている事で専門用語に染ってしまうんです。またちょっと「勉強した事を披露したい」なんて気持ちを持ってしまうのも人間ですから有り得ます。
そこで何が起こってくるかというと、保護者様との面談や子どもやスタッフと話す時に専門用語を多用してしまい、実際に内容が伝わっていない、または伝わりにくいということが起こるんです。そして大抵の場合は話している側は伝わっていないことに気付きにくい場合が多いですね。
本当は子どものため、保護者様のために勉強をしていたのに気付いたら自己満足になってしまうというのは、何とも残念なことです。しかし勉強することも、情報を得ることもとても大切なことですし素晴らしいことだと言うのは忘れてはいけませんね。
得た情報を与える際に、相手の分かりやすい形に咀嚼して、より伝わりやすい言葉選びをしていきましょう。
伝わらなければ伝えた意味が無くなってしまいます。
1-2 思いを届ける
そして難しい言葉を咀嚼して分かりやすくしたところで、表面だけの情報を伝えても情報交換で終わってしまうでしょう。私たちのお仕事は人間相手の仕事であり、悩みや不安と期待を持っている方々を相手にしています。
相手のその思いに応えるためには、こちらも思いを持っていなくてはいけないし、その思いを届けなくてはいけないと思っています。そこから信頼が生まれ、より深いところまで理解し合えるようになるのでは無いでしょうか。
言葉にしてしまうと感情論みたいになってしまいますが、思いを持っている方々を相手にするだけに、こちらも思いを持っていることで初めて同じ土俵に上がれるのではないでしょうか。
私が自分の子どもを預けるなら、ものすごい専門知識がある人より、本当に子どものことを思ってくれているのが伝わる人に預けたいと思います。
2 まとめ
さて、ここまで「専門用語は必要ない!?伝える力」という事で「情報の咀嚼」と「思いを届ける」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
情報を得たり専門的な勉強をすることはとても重要ですが、それをそのまま披露してひけらかすより、咀嚼してより相手に伝わりやすい形にすることこそが相手のためになるということ、またそれに伴って相手の悩みや不安や期待に応えられるくらいの思いを持っている必要があり、またそれを届けることが大切だということが分かりました。
また、私は過去に「絶対必要!保護者会の意義│コラム」や「いくつになっても成長出来る秘訣│コラム」や「信頼関係の考え方│コラム」や「保護者様との信頼関係の効果│コラム」や「診断名に取り憑かれない療育者になろう│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。