この記事では「一石二鳥!お掃除のお手伝い」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 一石二鳥!お掃除のお手伝い
この章では「一石二鳥!お掃除のお手伝い」というテーマを「掃除を取り入れるメリット」と「掃除から学べること」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 掃除を取り入れるメリット
日本の教育を受けて育った方であれば、義務教育の少なくとも義務教育の時期に掃除の時間など学校を掃除するプログラムを行った記憶があるのではないでしょうか。実は国や時代によっては「子どもに労働を強いるのは虐待だ」や「子どもに掃除をやらせることで(他の人の)雇用を奪っている」と言った意見が主流だったりします。
ではなぜ日本では掃除をすることを取り入れ続けているのでしょうか?もちろんそこから学べる事があり、それが日本人らしさに繋がっている部分もあるのだと私は考えています。そして、それはただの一般論ではなく我々が行っている療育にも通じるものがあると考えています。
では次項目では、具体的に掃除をすることでどんなことを学び、療育に活かしていけるのかを見ていきましょう。
1-2 掃除から学べること
では、この項目では掃除をすることで何を学んでいくべきなのかを考えていきましょう。
①自分のことは自分でする
やりっ放しでいても誰かがやってくれるのではなく、責任をもって自分のことは自分でやるという意識が芽生えると考えています。家で同じことをするよりも学校で友達もやってるとなるとより強く意識しますね。
②他人の気持ちになる
「自分のことは自分でする」と似ているところはありますが、相手の立場になることで、思いやりや気遣いへと繋げることが出来ます。
③整理整頓の心地良さ
清潔や整理整頓をすることの心地良さや清々しさを感じるとともに、それらを自身でおこなえる技術や能力を得ることができます。
④チームワーク(役割分担)
これは掃除だけには限らないところではありますが「1人で全てをおこなうことは難しいけど、みんなで協力すれば時間内に達成出来る」という感覚や成功体験をすることが出来るでしょう。
身近なことであり簡単なことの積み重ねだからこそ、逆に得やすく学びに繋がるのかもしれませんね。
2 まとめ
さて、ここまで「一石二鳥!お掃除のお手伝い」という事で「掃除を取り入れるメリット」と「掃除から学べること」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
掃除を行うことによって綺麗にするだけではなく、そこから相手を思う気持ちや自身の責任感など、多くの学ぶべきものに繋がっているのが分かったかと思います。
最後に誤解のないようにお伝えしておきたいのは、ここで言う一石二鳥は「支援者側が楽を出来る」ということではありません。支援の内容と生活の一部がリンクしていると考えて頂けると幸いです。
また、私は過去に「虐待?子どものお手伝いを考える│コラム」や「療育と虐待を考える1│コラム」や「協力プレイ!手押し車│療育プログラム」や「真似ることは学びの近道│療育のお仕事」や「療育の現場における支援の統一│療育のお仕事」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。