本日は過去記事でも度々書いてきている「支援の統一」について書いていきたいと思います。
ある意味では「療育の内容」と同じくらい大切な内容となっています。
1 支援の統一について
この記事で言う「支援の統一」とは、支援者達が1人の子に対して同じ支援を提供する事を指しています。
また家庭内や事業所レベルではなく、学校まで巻き込んで協力出来ることが望ましいです。
1-1 支援の統一をする理由
この項目では「なぜ支援の統一をしなくてはいけないのか」について考えていきましょう。
支援者が一人一人言ってることが違っていたら子どもは混乱してしまい、自分がするべき行動が分からなくなってしまいます。
子ども達はせっかくある程度の負荷を感じつつも、療育に取り組んでいるのですから成果を出してあげたいですよね。
また支援者や本人も含めて皆が共通認識を持っていることで、全体的な空気感や雰囲気も統一され、指示を理解しやすくなります。
1-2 支援の統一をする事でのメリット
すでに全項目で書いた「子どもに対する影響」はもちろんなのですが、その他にもメリットはあります。
療育はチームワークがあっての療育だと思うのですが、私は支援の統一を意識する事でチームワークが育つと考えています。
そして、チームワークが育つことで、療育の質も上がっていくと考えています。
「チームワーク」に関しては別記事を書いていますので、そちらをご覧下さい。
2 まとめ
さて、今回の記事では「支援の統一」ということで考えてきましたが、いかがだったでしょうか?
冒頭にも書いているように、療育において「支援の統一」は「支援の内容」と同じくらい大切な要素となっています。
支援を統一を図り、現在の療育を安定して提供する事は「子ども達の将来を見据えた支援」をおこなうには、必要不可欠な要素です。
また事業所としてのチームワークを高めたり、良い事業所の雰囲気を出せるようになるのも、ここから始められると考えています。
そのためには支援の中心となる児発管が方針を固め、スタッフに共有することが必要です。コツコツと積み上げていき「振り返ってみると、いいチームになったな」でいいと思っています。
目標を持って取り組んでいきましょう!