この記事では「やっと繋がった！集団療育と個別療育の関係性」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
１ やっと繋がった！集団療育と個別療育の関係性
この章では「やっと繋がった！集団療育と個別療育の関係性」というテーマを「集団と個別の特徴」と「集団と個別の選び方」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 集団と個別の特徴
療育には大きくわけて、集団療育と個別療育の2種類があります。何となく個別療育の方が手厚いイメージがありしっかりと療育をおこなって欲しいと思う保護者様に人気があったりし、集団療育はお預かりのイメージが強く療育は二の次と思われている方もいるようですが、実際のところどうなのでしょうか。それぞれの特徴を見ていきましょう。
①個別療育
個別療育の特徴としては短時間に1対1でおこなうところが多く、その多くは送迎は保護者様といった習い事のような感覚で通われている方が多いように感じます。
個別でその子に特化した内容をおこなえることもあって良い印象が先行しますが、本当にその時間集中しきれるのか、SSTなど相手がいて初めて出てくる問題にはどう療育をしていくのかが問題ですね。
②集団療育
プログラムをしっかり組んだ集団活動では粗大運動から微細運動までおこなえる上、他の児童と合わせたり待ったりする必要もあるのでSSTにも繋がる万能型とも言えますが、先述したようにちゃんと療育を理解していないと遊ばせているだけ、お預かりになりがちです。
それではどっちを選べばいいの？となると思いますが、それには解決法があると考えています。次項目ではその辺を考えていきましょう。
1-2 集団と個別の選び方
集団療育と個別療育のそれぞれの特徴は前項目で分かったと思いますが、ではどちらを選んだらいいのでしょうか？私なりの意見を書かせて頂きますと、私が考えるには個別療育は主にインプット、集団療育は主にアウトプットの場と意識するのがベストだと考えています。
個別療育でここの課題に対する問題を拾い解決に向けた練習をします、それを集団という小社会の中で試していくという繰り返しになります。それが将来子どもたちが出ていく日本社会だったりに繋がっていくと考えています。
ここで大切になってくるのは個別と集団の連携です。例えば個別と集団を別々の事業所でおこなう場合は集団での問題を個別でインプットすることが難しくなるでしょう。出来れば同じ事業所内で連携を取りつつおこなうのがベストではないでしょうか。
そういった、将来を見据えた療育をおこなうために意味のある事業所を作っていきたいですね。
２ まとめ
さて、ここまで「やっと繋がった！集団療育と個別療育の関係性」という事で「集団と個別の特徴」と「集団と個別の選び方」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか？
個別療育と集団療育のそれぞれの特徴や、それぞれの活かし方、またどちらかを選ぶのではなくそれぞれの特徴を活かしてインプットし、アウトプットする場を提供することが1つの形となることが分かったかと思います。
また、私は過去に「アリとキリギリス？事業所の実態│コラム」や「必読！療育の主導権は誰のもの？│療育プログラム」や「成長に差がでる？グループの作り方│療育プログラム」や「集団をまとめるスキル│療育プログラム」や「日々の積み重ね！嫌なことから逃げない力│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。
