そうだったのか…日数を減らした末路│コラム

運営者:田中
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この記事では「そうだったのか…日数を減らした末路」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。

 

日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。

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1 そうだったのか…日数を減らした末路

この章では「そうだったのか…日数を減らした末路」というテーマを「リセットとは」と「継続は力なり」という項目に分けて考えていきたいと思います。

1-1 リセットとは

この療育のお仕事をしていると「他の事業所も行きたいから…」と利用回数を減らす方がいらっしゃいます。利用の仕方は保護者様次第とは言え、私の考えを言わせてもらうとメインの療育の場は多目に取るべきでしょう。

支援を統一するという概念から見ても、複数の事業所に行っていることで混乱してしまうところもあるし、子どもはほぼ確実に楽な方、自由な方に流されます。つまり「せっかく将来を見据えた療育」をしっかりおこなっていても、次に利用する時にはほぼリセットされゼロの状態からスタートすることになります。これは支援者側の負担が増えるといった単純なことではなく、子どもにとっても永遠に負荷がかかり楽しくない時期が続いて行くことになります。

結果的にどうなるかと言うと、療育に一生懸命な事業所は「あの事業所はつまらない」と保護者様に言われ、自由や叱らないを売りにしていたり、楽しみだけを追求してしている事業所を「楽しいからもっと行きたい」となるのです。

運営者:田中
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事業所は保護者様と良く連携をとって今の時期に成長することがいかに大切なのか、またその意味を共有しなくてはいけません。

1-2 継続は力なり

この項目のテーマにもあるように継続は力なりとよく言いますが、療育においては「般化」という概念があるためにより一層続けることが大切になってきます。それは今までもたくさんの記事にしてきたので、目にされた方もいるかと思います。しかし、ここで言いたいのは頻度なんです。

週1の利用で1年間続けるのも週5の利用で1年間続けるのも、どちらも継続していると言えます。しかしよく見てみると5倍もの違いがある上に、他の事業所の影響も受けていないし利用していない日にちの感覚も短くなってますね。

こういうポイントを抑えつつ継続することで、やっと「般化」していくと言えます。それほどに時間と労力がかかるものなんです。先述した良くない例の事業所のような過ごし方をしていて、本当にこれらのことが身につくでしょうか。

運営者:田中
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療育は計画的にしっかりおこなっていても、簡単ではありませんし時間がかかるものです。子どもの意見も大切ですが、将来を見据えた療育を真剣に考えて、保護者様の責任において決断するべきではないでしょうか?

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2 まとめ

さて、ここまで「そうだったのか…日数を減らした末路」という事で「リセットとは」と「継続は力なり」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

継続をしなくてはリセットしてしまい、支援者にも家族にも本人にも負担だけが残ってしまうということ、そして継続にも頻度が大事であり週の利用の回数や他事業所の影響なども考慮すべきだということが分かったかと思います。

運営者:田中
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また、私は過去に「そうだったのか!療育に時間がかかるわけ│コラム」や「日々の積み重ね!嫌なことから逃げない力│コラム」や「子どもの成長は3歩進んで2歩下がる│コラム」や「療育は習慣にした者勝ち│コラム」や「「般化」とは何か?学童期までにできること│コラム」や「そうだったのか!猫かぶりと般化の関係│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。

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