今、放デイを立ち上げるべきか否か│コラム

放デイを立ち上げたいんだけど、どう思います?

運営者:田中
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こういうブログを書いていたりすると、知り合いから上記のような質問を受けることがあります。

 

今回はそんな質問を受けた時の私なりの回答をご紹介していきます。

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1 今、放デイを立ち上げるべきか

結論から言うと、ビジネスベースで考えている方には「私だったら今は作らない」と答えています。

1-1 今放デイを作らない理由

理由としては色々あって、この事業は2年に1度の報酬改定で報酬が下がってきていますし、参入者も多く飽和状態とも見られています。

運営者:田中
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上記のように考えると「収益のリスク」だけでなく「労力のリスク」も加わってきてしまいます。

1-2 本当に無理なのか

しかしまだまだ放デイに需要はありますし、保護者様のニーズに答えきれている訳ではありません。なので上手く人員を配置したり、加算を取る事や、給料だけでない魅力で従業員を集めることが出来れば運営するすることは出来ます。

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また、放デイより単価の高い児童発達支援を併設することも検討出来るでしょう。

【児発の単価りんく】

1-3 放デイは薄利多売の時代

この項目のタイトルは誤解を生みそうですが、利用人数を増やせと言っている訳ではありませんし、利用児童を数字で考えているわけでもありません。

つまり、1事業所から得られる利益が下がってきている傾向にあるので、1つの事業所を立ち上げて、内部留保していき、その資金を元に次の事業所を作るという事が非常に難しいくなっています。

運営者:田中
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すでに複数の事業所を持っていたり、資金に余裕のある方が始める事は難しくないと思いますが、お金を借りてギリギリの資金で始めたかった方は「タイミングを逃してしまった感」は否めないですね。

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2 まとめ

ここまで「今、放デイを立ち上げるべきか」について考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

特にビジネス目的での参入は中々難しくなってきているのが、ご理解頂けたかと思います。

ただ条件によっては、まだ参入の余地はあります。私の療育仲間でも「利益目的でなく、本当にやりたい療育を仲間と追求したい」という理由で、この時期に立ち上げた方もいます。

目的や方針と同じくらい、子ども達にとっても「資金繰り」は大切な要素です。それにより人員配置なども変わってきますので、しっかりと考えて健全な運営をしていきましょう。