この記事では「2~3手先を考えて動く重要性」と言うことで、過去記事の「計画性のある早めの声掛け」にも通ずる部分を記事にまとめていきたいと思います。
過去記事の「計画性のある早めの声掛け│療育プログラム」も併わせて、最後までお読みください。
1 2~3手先を考えて動く重要性
この章では「2~3手先を考えて動く重要性」というテーマを「先読みするメリット」と「先読み出来るスタッフの価値」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 先読みするメリット
これは療育だけに留まらず、仕事や生活の上で皆様役に立つ部分だと思いますので、是非先読みできるような行動をしていきましょう。
①余裕が持てる
常に今現在の事しか見れていなければ、急にあらゆることが降ってくるように感じてしまい、いっぱいいっぱいになってしまいますよね。
②時間を効率的に使える
2~3手先を読んでいるということは、今何をすべきか、次に何をするかを考え準備することが出来ます。
時間ギリギリで準備するより、事前に準備した方がクオリティも上がるのではないでしょうか?
③子どもが安定する
子どもの特性や行動を先読みすることで先回りのフォローが出来ますので、結果的に子どもが安定して過ごせます。
④スムーズな運営
この項目で挙げた以外にもメリットはあると思いますが、それらのメリットによって運営がスムーズにおこなわれます。
⑤職員の定着
ちょっと希望的観測なところもありますが、スムーズな運営が出来ていて、負担も少なく、子どもも安定している事業所は離職率が低くなりますよね。
1-2 先読みするスタッフの価値
施設全体を把握出来ているだけでなく、1日の流れという時間軸まで把握しているスタッフは、本当に価値があると思います。
前項目で伝えたメリットは管理者や児発管だけが出来ていても、それなりの価値がありますがスタッフが同じ意識を持って取り組んでくれていたら、こんなに心強く助けられることはありません。
効率よく運営出来ていれば無駄を省くことができ「経営」「運営」「療育」多岐にわたってメリットがある事が分かりました。
2 まとめ
さて、ここまで「2~3手先を考えて動く重要性」という事で「先読みするメリット」と「先読みするスタッフの価値」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
私も経験があるのですが、管理者になりたての頃にちょっとした雑務が溜まっていて、バタバタの中ため息混じりに雑務を処理しようとした時に「○○やっときましたけど、良かったですか?」とスタッフに超えをかけられたことがあって…「なんて素晴らしいスタッフなんだ」と感動したことを覚えています。
日頃からコミュニケーションを取って、お節介や越権行為にならないような注意は必要ですが、他の人の業務にまで目を配れる方は本当に貴重な存在でした。
皆様もタスクに追われる生活はもうやめにして、余裕を持ってタスクを取りに行ける様な仕事の仕方を選んで欲しいと思います。