この記事では「スタッフの見通しの立たない事業所」という事で、どのような事業所が働きやすく定着率が良いのか、また療育に力を入れられるのかを考えて行きたいと思います。
1 スタッフの見通しの立たない事業所
この章では「スタッフの見通しの立たない事業所」ということで「スタッフの求めている環境」と「目指すべき事業所」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 スタッフの求めている環境
スタッフはどのような環境で働きたいと思っているのでしょうか?色々な意見があると思いますが、私は「見通しを立てやすい事業所」だと考えています。
では、見通しの立てやすい事業所とはどのような事業所なのかというと、長期的に考えると「キャリアアップ」や「人生設計」とも言えるかもしれません。また短期的に考えると、一日の流れである「活動や送迎などのスケジュール」でしょうか。
私が様々な事業所を転々としていた頃は、当たり前のように思えるこれらの事が出来てない事業所が非常に多くありました。
そういう事業所はだいたい古参のスタッフがいて、中々変革を受け入れない傾向にありました。なので最初が本当に大事だと思っています。
1-2 目指すべき事業所
ではどのような事業所を目指し、作っていけば良いのでしょうか?
子どもと同じで「見通しを立てやすくする」というのは非常に有効で、自ら考え自発的に動きやすくなり「何をしていいか分からない」と言った、ボーッと過ごす時間は確実に減り、本人にも事業所にもメリットがあります。
またある程度の予想が立てられることで対策を練ったり、準備が出来るため焦ってテンパったりする事も減り、安心して療育に望むことが出来ます。
そのためにはまず、事業所としての方針や考えかたを統一して、共有し、長期、短期共にスケジュールを立てておく必要があると思います。
2 まとめ
さて、ここまで「スタッフの見通しの立たない事業所」という事で「スタッフの求めている環境」と「目指すべき事業所」という逆の視点から見てきましたが、いかがだったでしょうか?
年度始めに何となく「年間スケジュール」を決めたり「キャリアアップ制度」みたいなのあるけど詳細わかんない…ではなく、そこにどんな意味があって、なんのためにそれをおこなうのかを理解する必要があります。
まず経営者含め運営サイドがその意識を持ち、取り組む姿勢を見せていくことが大切になってくるのでないでしょうか。