この記事では「結果と経過どっちが大事!?」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 結果と経過どっちが大事!?
この章では「結果と経過どっちが大事!?」というテーマを「経過に目を向けよう」と「結果は後から着いてくる」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 経過に目を向けよう
私自身、子育てや療育に関して言うと結果よりも経過を大切にすべきだと考えています。もっと分かりやすく言うと長期目標に向かって短期目標を積み上げていくスモールステップが経過だと考えていて、その短期目標を達成するまでにも経過は存在していると考えています。
つまり、経過を大切にするということは、まだ目標達成していないけど、それに向かって「努力」していたり「考え」ていたり、モチベーションや向上心を持って何かしらの行動を取っている人を認め、褒めていくことだと思います。
ここまで具体的に書いてみると「あぁ、いつも聞いてるやつだ」と思われた方もいるかもしれませんね。そうなんです、いつも言っている療育の基本である「自己肯定感を高める」や「良い部分を伸ばす」といった部分と酷似していますよね。
経過という概念が分かってきたところで、次項目では「じゃあ結果は出なくてもいいの?」といった部分に焦点を当ててみていきましょう。
1-2 結果は後から着いてくる
結論から言うと「結果は後から着いてくる」と考えて良いと思います。そのためには「長期目標≒結果」と「短期目標≒スモールステップ」といった部分を理解した上で、しっかりとした計画を立てる必要があります。そして「計画≒地図」と考えれば地図の通りに進んで行くだけだし、道が塞がれていても地図上で軌道修正することが可能です。
それでは、なぜ結果を求める無い方が療育に適しているのかを見ていきましょう。
①責任を子どもに押し付けてしまう
結果だけを求めて結果が出なかった場合「この子はダメだ」「やっぱり能力不足か…」と思ってしまう人がいるんですね。
しかし、それは「本人は努力していた」「成長している部分もある」「目標設定が間違っている」という事で、子どもは悪くないことの方が圧倒的に多いケースではないでしょうか。
②子どもを操作しようとする
結果を求めすぎるあまりに軍隊のように、アソビ(隙間)のないように管理してしまい、子どもの自主性や考える力が損なわれている可能性があります。
確かに結果は出るかもしれませんが、操作する大人がいなくなったらその子達はどうなってしまうのでしょうか。
③療育の基本
前項目でも書いたように、経過を認め褒めていくことが療育の基本であり、自己肯定感を高め、子どもの成長を促進していくと考えています。
2 まとめ
さて、ここまで「結果と経過どっちが大事!?」という事で「経過に目を向けよう」と「結果は後から着いてくる」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
経過とは短期目標であり、結果である長期目標を達成するために積み上げていくものであるということ、そしてそれこそが療育の基本であるため、経過を大切にすべきであり、計画性があれば結果はあとから着いてくるものだということが分かったかと思います。
また、私は過去に「責任転嫁?結果は子どものせいじゃない│コラム」や「子どもを操作しようとする大人達│コラム」といった関連記事を書いています。併せて読むことで違った角度から見れて理解が深まると思うので、リンクから是非お読みください。