公共交通機関などの利用の練習│療育プログラム

運営者:田中
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先日、療育ラボを始めた当初からコメントを頂いている方から「公共交通機関」についても、保護者様からの需要が大きい。と、コメントを頂きました。

 

いずれは記事にしようと思っていましたが、せっかくきっかけを頂きましたので「公共交通機関などの練習」について、私の経験談などを含めて書いていきたいと思います。

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1公共交通機関など

公共交通機関といえば「電車」や「バス」を思い浮かべるでしょう。この記事では敢えて「など」を付け「横断歩道」「踏切」や「信号」などの交通ルールに関しても書いていきます。

1-1 練習の方法

この項目では、各項目ごとの練習の方法を見ていきたいと思います。環境や子どもの状況によって違ってくると思いますので、あくまでもヒントとして「ご自身の環境や子どもの状況にあった方法」を見つけてください。

①電車

私は「外出先に敢えて電車でいく」プログラムを作っていました。そこから派生して「電車の見える公園に電車で外出する」といった、電車好きに特化したプログラムも生まれました。

プログラム自体は簡単で、保護者様にお願いし、子どもにお財布に入れた500円玉(お釣りの出る金額)を持ってきて貰います。始まりの会で、電車でのお約束を確認し、あとは出発するだけです。

「駅が歩くには遠い」という方や「どうしても電車に乗れない子がいる」という方も、電車に乗れない子は車移動にし、車チームが出発する前に「ピストンで子ども達を駅に送る」なんて工夫も出来ます。

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距離や環境によって工夫が必要ですが、とても良いプログラムです。何よりたくさんの可能性があり「子どもの将来を見据えた療育」にも繋がっています。

② バス

私が以前に住んでいた地域では、バス会社様が協力して下さり、貸切でルールを教えてくれていました。貸し切りから入り、練習し、段階を踏んで一般の方と同じバスに乗ることができ、とてもありがたい支援でした。

そういった地域の協力を得られない方も、前項目の電車と同じようにおこなう工夫も出来ます。

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電車でもそうですが、事前に班を決めて担当の職員をしっかりと付けるなど、やり過ぎなくらい安全に考慮しておこないましょう。

③交通ルール

この項目に関しては、私は交通公園などを利用しておこなっていました。

学校など大規模になると、警察が来てグラウンドでやってくれたりしますが、その規模では中々難しいと思います。

交通公園を利用できない環境の時は、実際の横断歩道や踏切に出向くことになりますが、子ども達の特性や状況をよく見て無理のないようにおこないましょう。

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電車やバスなどと比べても、事故のリスクは高くなります。安全第一で難しいようなら「高学年だけ」など、思い切った案も必要だと思います。

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2 まとめ

いかがだったでしょうか?
ここまで「公共交通機関」や「交通ルール」の練習のヒントを書いてきましたが、参考になったでしょうか?

公共交通機関の利用や交通ルールに関しては生活に直結しており、この部分の自立は「本人の世界を広げる」ことになります。それゆえに保護者様からの相談も多く、改めてその必要性を感じます。

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大切なことでたくさんの可能性があるがゆえに需要もありますが、その分リスクも高くなっています。安全面には十分考慮しておこなってください。

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