子どもにアニメやゲームの話を振られるけど、分かんない。
どうしたらいいか分からなくて、聞き流してしまう。
上記のようなお悩みをお持ちの皆様、この記事ではそんな時どうするべきなのか、何が出来るのかを考えていきたいと思います。
1 アニメやゲームの話
子どもにとって「アニメ」や「ゲーム」の話はどういう立ち位置なのでしょう。今回はその辺から考えていきたいと思っています。
1-1 最大の興味
項目のタイトルは少し大袈裟かもしれませんが、子どもがアピールしてくるということは、1番興味のあることなんですね。
私は送迎時や2人で話す時間が持てた時には、積極的に子どもの好きな話をするようにしています。
私自身もそうですが、自分の興味のある話題を覚えていてくれて、話を振って貰えると嬉しくなります。
「アセスメントでも好きなことはなんですか?」って必ず聞くと思うんですが、こういう場こそそういった子どもの「好き」を活かせる実践の場ではないでしょうか?
1-2 趣味
以前に、板書の練習で「好きな物図鑑」を作るという「板書の苦手はこれで克服!?│療育プログラム」記事を書きました。
それだけのポテンシャルを秘めている、趣味の部分を手付かずで置いているどころか、拒否してしまうのは私には理解出来ません。
1-3 共通の話題
この項目は以外と顕著に現れるので、是非やってみて欲しいです。
子どもの好きなアニメやゲームに詳しかったり、子どもにとってプラスになる情報を持っていたりすると「尊敬」されます。なので、私はそういうハマっているものがある子どもがいると「ちょっとラッキー」と思います。
注意しておきたいのは、子どもが「情報を集めたい」のか「情報を発信したいのか」を見極めることです。情報を発信して「大人に好きなものの良さを伝えたい」のに「大人の方がすごい情報ばかり言ってくる」では、子どもの欲求は満たされません。
雑談と言えど、そこはプロとして子どもをよく観察しましょう。
2 まとめ
ここまで「アニメやゲームの話」について考えてきましたが、いかがだったでしょうか?
私にとっては「余程ふさわしくないもの」出ない限りは、療育のツールだと思っています。学習も下膳も挨拶も工作も身辺自立も、そのもの自体にももちろん意味はありますが「それを行う過程で何を学べるか」が療育だと思っています。
ツールを活かして何かを学ぶという点においては「アニメやゲームの話」は良いコミュニケーションツールであり、プレゼン資料だと私は考えています。
大人から見たらくだらないと思うことでも、子どもは真剣です。そこを「大人だから観てないよ」で終わらせてしまっていいのかな?と私は思ってしまいます。
他業種でもそうだと思いますが、営業先の部長がゴルフ好きだったら、ゴルフの話を振りませんか?
子どもを営業先と一緒にする訳ではありませんが、1つのコミュニケーションスキルであり、これはすこくチャンスだと思います。