この記事では「みんな大好き!シーツブランコ」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 みんな大好き!シーツブランコ
この章では「みんな大好き!シーツブランコ」というテーマを「活動のポイント」と「療育的な視点」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 活動のポイント
この項目ではシーツブランコを活動に取り入れる際のポイントや留意点やといった部分をみていきましょう。
①遊んでいる中でも包まれたり揺れたりする刺激を楽しむ
②危険がないように十分なスペースを作り、リスク管理をおこなう
③待っている子ども達も歌をうたったり、数をカウントすることで飽きない工夫し、回数や歌の間という基準を作ることで「終わり」 を明確にする
その子一人ひとりの様子に合わせて揺れの大きさを考慮することが大切になると思われるが、特にシーツの中の子どもの顔を見て揺れを調整することで子ども自身が揺れを予測しやすいように意識する事も必要でしょう。
1-2 療育的な視点
ではシーツブランコを療育に取り入れる際の療育的な視点で見て行きたいのですが、シーツブランコを体験することによってリラックスやスリルを体感したり、期待感や満足感を味わうことでは無いかと考えています。
シーツブランコの動きは、脳の「覚醒を調整する」部分への刺激があるとされており、 刺激が強く不均一であれば目が覚めるし、心地よい均一な刺激は眠くなります。 つまり揺らし方によってスリルとリラックスをコントロールできるのです。
シーツプランコという活動自体は受動的で単純ですが、 子どもがシーツの上に乗るところから始めることで、どこで寝転べばよいかなどを考える機会とすることが出来ます。
シーツのどの辺で寝転ぶかというのも、自身の身体の大きさを把握するボディイメージへと繋がっています。
2 まとめ
さて、ここまで「みんな大好き!シーツブランコ」という事で「活動のポイント」と「療育的な視点」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
シーツブランコを療育プログラムに取り入れる時の留意点やどのような視点で指導員が見ていけば良いのかが分かったかと思います。
また、私は過去に「サーキットトレーニングのアイディア│療育プログラム」や「感覚統合~トランポリン~│療育プログラム」や「感覚統合!サーキットのヒント│療育プログラム」や「今注目!感覚統合と運動プログラム│療育プログラム」や「家庭で出来る感覚統合~投げる~│療育プログラム」や「絶対オススメ!!ダンスの魅力│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。
3 参考文献
乳幼児期の感覚統合遊び 保育士と作業療法士のコラボレーション
加藤寿宏/監修
高畑脩平/編著 田中佳子/編著 大久保めぐみ/編著