今注目!感覚統合と運動プログラム│療育プログラム

運営者:田中
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この記事では「今注目!感覚統合と運動プログラム」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。

 

日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。

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1 今注目!感覚統合と運動プログラム

この章では「今注目!感覚統合と運動プログラム」というテーマを「感覚統合とは」と「取り入れ方のヒント」という項目に分けて考えていきたいと思います。

1-1 感覚統合とは

感覚統合とは複数の感覚を整理したりまとめたりする脳の機能ということになるのですが、療育を必要としている子どもの中には人やものとの距離感や力加減が分かりにくい子達がいて、感覚統合をおこなうことでその部分の成長が期待できるからなんです。

人間には五感というものがあることはご存知だと思いますが、その他にも無意識に身体のバランスをとる「平衡感覚」や身体の動きをコントロールする「固有感覚」などがあったりします。

①平衡感覚

重力の向きや方向から傾きを感知したり、揺れやスピードを感じ取る感覚になります。姿勢の保持やバランスだけではなく眼球運動などにも影響しています。

②固有感覚

身体の位置や力加減、動きを感じ取る感覚となります。姿勢の保持や運動のコントロールなどに影響しています。

運営者:田中
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支援者側の多くの方はこの感覚が備わっていと思うので、分からないという感覚の方が分からないかもしれませんが、自分の常識ではなく子どもを基準に考えて行きましょう。

1-2 取り入れ方のヒント

運動プログラムを使った感覚統合といっても無数にありますし、発想次第ではこれからも増えていくでしょう。この項目では運動プログラムを使った感覚統合のヒントを探って行きたいと思います。

①投げる

②トランポリン

③ダンス

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子どもは「療育を受けている!」というよりは、運動の中で楽しんでいるといった感覚が強いはずです。子どもが「楽しい!」といった気持ちの中で成長出来るというのは感覚統合や運動プログラムを取り入れる上でのメリットですね。

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2 まとめ

さて、ここまで「今注目!感覚統合と運動プログラム」という事で「感覚統合とは」と「取り入れ方のヒント」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

感覚統合には「平衡感覚」や「固有感覚」があり、更にそれらや「ボディイメージ」などを獲得したり訓練するためにトランポリンやボール、ダンスなどを使った運動プログラムが有効であることが分かったかと思います。

運営者:田中
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また、私は過去に「サーキットトレーニングのアイディア│療育プログラム」や「座っていられない子どもの「原因」と「改善法」│コラム」や「風船バレーで粗大運動│療育プログラム」といった関連記事も書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。

サーキットトレーニングのアイディア│療育プログラム
サーキットトレーニングとは、異なる種目や種類の運動を順番に行う運動の事の総称です。もちろん専用の道具などを使えば簡単にプログラムを組み立てられますが、今回は「事業所や自宅にありそうなもの」を使ってサーキットトレーニングをおこなう方法を紹介致します。

座っていられない子どもの「原因」と「改善法」│コラム
私もアセスメントやモニタリングをおこなう中で、よく相談を受けますが、これは本人の気持ちの問題だけではないんです。なぜ真っ直ぐ座っていられないのか、それは「筋緊張が弱いから」です。つまり筋の張り具合を一定に保つことが難しく、姿勢を保てないのです。また平衝感覚が鈍感な子は「自ら動くことで調整しようとしている」と考えられます。

風船バレーで粗大運動│療育プログラム
この記事には「風船を使った粗大運動」「風船にアレンジを加えて療育のツールとして使う」といった内容を「ルール」と併せて書いています。ご紹介した内容や、自身のアイディアを複合的に組み合わせることによって、かなり幅広く使える療育プログラムになると思います。