この記事では「自分の収納場所を覚えるお手伝い」ということで、子どもと達の自立の第一歩として、下駄箱やロッカーの場所を覚えるお手伝いについて記事にまとめています。
1 収納場所を覚える
この章では子ども達が自身の収納場所を覚えるにあたって「自立へと繋がる理由」と、具体的な「アイディア」について考えていきたいと思います。
1-1 自立へと繋がる理由
冒頭でもお伝えしているように、私は「自身の収納場所を覚えることは自立への第一歩」だと考えています。
簡単に言うと、自立とは自分自身の事を自分でやることですが、例えばロッカーに荷物を入れる運動能力があって、荷物を入れる意思があっても、自分の場所が分からなければそれらの能力を活かすことが出来ません。
そして、自身のスペースを知ることで自身のスペースをきれいに保ったり、広い意味でのパーソナルスペースを認識することにも繋がってくると考えています。
「鶏が先か卵が先か」に近いものがあって、細かく言うと全てが絡み合っていて優先順位は人それぞれになってしまいますが、大切な要素の1つである事には間違いないですね。
1-2 具体的なアイディア
それでは具体的にどのようにすれば、子どもは自分の収納場所を覚えることが出来るのでしょうか?
本人が分かりやすい目印を付けてあげるといいと思います。「名前」「ビニールテープ」「本人の顔写真」などをロッカーや靴箱に貼ってあげ「ロッカーの固定の場所ではなく、目印の場所が自分の収納場所」と認識していきます。
この方法で収納場所が分かってくると、スペースのない事業所でもその日来る子どもの分、およそ10人分のスペースさえあれば良いことになり、省スペースに繋がります。
2 まとめ
さて、ここまで「自分の収納場所を覚えるお手伝い」ということで「自立へと繋がる理由」や「具体的なアイディア」についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか
私のおこなっている「療育のお仕事」は、子ども達の持っている能力を伸ばし、成長を促すだけでなく、持っている能力を活かせるように導く役割もあります。
今回のように「ちょっとしたお手伝い」をすることで、子ども達が生きやすく、自信を持って自立を目指せるように導ける事業所を作っていきたいですね。