この記事では「改めて考えよう!合理的配慮とは」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 改めて考えよう!合理的配慮とは
この章では「改めて考えよう!合理的配慮とは」というテーマを「合理的配慮とは」と「境界線」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 合理的配慮とは
合理的配慮とは「障害ある方などが、その人らしく平等に生活できるように配慮すること」とありますが、具体的にはどう言ったことでしょうか。例えば特性や障害の有無によって、出来ないことや難しいことを支援によって補ったり、代わりにおこなったりすることを指しています。
具体的に言うと「自分の荷物は自分で持つ」というルールがある場合、余程荷物が多くない場合は自分で持つべきですが「歩行が困難」であったり「バランスが著しく悪い」など、転倒や事故のリスクもあり支援者が荷物を持ってあげるなども合理的配慮に当てはまるでしょう。
注意しておきたいのは、その場の思いつきや自分の勝手な判断でおこなうよりは、ケースミーティングや児発管等の指示の元支援者皆が共通の認識を持つ方が良いでしょう。もちろん状況によって順番が前後することはあるでしょうがとは思いますが。
それでは合理的配慮とやりすぎの甘えとの境界線はどこになるのでしょうか?次項目でその辺を考えていきましょう。
1-2 境界線
前項目でも書いたように、合理的配慮とは「障害ある方などが、その人らしく平等に生活できるように配慮すること」なのですが、私は支援者側の考えを押し付けるのではなく、相手によって基準は変わってくると考えています。
その子どものできること、その子どもの課題を踏まえた上でどこまでは頑張って貰って、どれくらい手助けをするか決めるということです。つまりそれが「合理的配慮」であり、合理的配慮を根本において考えることで支援に対する見え方が変わってくるのではないでしょうか。
この項目で言う「境界線」をしっかりと見極めて共有していないと、優しさのつもりが甘えになっていたり、合理的配慮を飛び越えて何でもありになってしまう可能性もあるので気を付けておきたいですね。
せっかくの子ども達の頑張りに水を差し、大人の都合でその頑張りを無駄にしないような支援をしたいですね。
2 まとめ
さて、ここまで「改めて考えよう!合理的配慮とは」という事で「合理的配慮とは」と「境界線」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
合理的配慮とは何なのか、また合理的配慮と甘えとの境界線はどこなのか、その考え方などが分かったかと思います。
また、私は過去に「日々の積み重ね!嫌なことから逃げない力│コラム」や「挨拶から始めよう!切り替えのタイミング│療育プログラム」や「これは活かせる!療育と食育│療育プログラム」や「優しさが原因の誤学習│コラム」や「厳しさと優しさと甘さ│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。