この記事では「減点方式と加点方式」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 減点方式と加点方式
この章では「減点方式と加点方式」というテーマを「減点方式と加点方式の違い」と「子どもを評価する時」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 減点方式と加点方式の違い
この項目では減点方式と加点方式にはどう言った違いがあるのか、それぞれの特徴などをまとめていきたいと思います。
①減点方式
まずは減点方式からですが、人の出来ていない部分やダメなところを見つけてマイナスしていく考え方ですね。
評価する期間ややり方にもよりますが、基本的に減点方式は加点されることがないので「脱落者を決めるための評価方法」であったり、最終的には「みんな0点になってしまう」という評価方法になっています。
②加点方式
一方、加点方式では、人の良いところや優れているところを見つけてプラスしていく考え方になります。
基本的に加点方式では、持ち点が増えていくシステムなので「現状維持」に留まり、スタート地点より後退することはありません。
1-2 子どもを評価する時
療育など、子どもと関わる際にどのような視点で評価するのが良いかと言うと、私は加点方式を取りたいと思っています。
加点方式はABAとも相性がよく「出来た」を積み重ねていき「自信」を付けるのに最適だからです。子ども達は、加点方式での評価内容を聞くのが楽しみになっていくはずです。
一方で減点方式での評価内容を伝えられる時は「ここが出来てない」「このやり方は違う」「ここも、あそこもダメ」と言われてしまうので、子ども達の自己肯定感が下がってしまうばかりか、自信を失い、何もやりたくないとなってしまうでしょう。
少し前の時代であれば「なにくそ!」と奮起する、などと言われていましたが、時代的にも子ども達の特性的にもそぐわない事が多いと感じています。
2 まとめ
さて、ここまで「減点方式と加点方式」という事で「減点方式と加点方の違い」と「子どもを評価する時」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
減点方式と加点方式の違いから、療育での評価にはどちらが適しているかなどが分かったかと思います。
しかし療育の評価など「評価しようとして評価する場面」だけでなく、人間関係の中にも無意識に入り込んでいたりします。「初対面の人」「同僚や部下」「保護者様」など、人と関わる際には必ず何かしらの印象を受け、感じる部分が少なからずあります。
その感じた部分をマイナスで評価していくかプラスで評価していくかによって、人間関係は大きく変わっていきます。
先述していますが「減点方式は基本的に0点になる」というのが答えになっていると思います。同じ人間でも見る角度によって印象は大きく変わってきますし、それは受けての問題でもあると認識できますね。
皆様も生活の中で少しでも意識して、加点方式で人を見ていけるように癖付けで行けると、人間関係が変わってくるかもしれません。是非、トライしてみてください!