この記事では「影響あり!加配の申請と保育園の受け入れ」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 影響あり!加配の申請と保育園の受け入れ
この章では「影響あり!加配の申請と保育園の受け入れ」というテーマを「地域の現状」と「私達に出来ること」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 地域の現状
この項目では私の務めている地域での現状であったり、ぶつかった壁について書いて見たいと思います。同じ地域の方でなくても参考になるところがあると思います。
私の地域には外国人が多く、保育園を探しつつ私の務める事業所を利用している子どもがいます。しかし、なかなか保育園の利用が決まらずに事業所の利用を延長しなくてはならないケースが多く見られます。事業所では未就学児は3時間の利用になっていますが、それだと保護者様が働くことが出来ず生活が成り立たないからです。
では、なぜ保育園は受け入れてくれないのでしょうか?1つは「言葉の問題」そしてもう1つは「加配の問題」になります。加配の問題とは「加配は年度の途中からは付けられない」ということと「加配を付けて成長する見込みがないと付けられない」という現状があります。
というのも、加配の申請自体が爆発的に増えていることもあって優先順位を付けなくてはならないということでした。しかし、それでは保護者様は働けなくなるので…そのしわ寄せが事業所に来ているということになります。
保健センターと幼稚園・保育科とでも意見が違ったりする面があって、調整が難しい所もあるようです。
1-2 私達に出来ること
では、私達に出来ることは何があるのでしょうか?調整ができるまでの間受け入れ時間を延長したり、事業所に負荷をかけながらも出来ることはあるし、本来の役割でもある療育を通して子ども達の成長を導く事も必要だと思います。
もう1つ言えることは、連携を取る事です。情報交換をして支援を共有することで、より成長を促すことが出来るのは当然ですが、支援の仕方が分かることで受け入れが可能になるパターンもあるからです。
実際に保育園などに行って支援方法を教えたり共有することも出来るのですが、現状の加算では十分におこなうことが出来ません。現状やれるとしたら「保育所等訪問支援」をやるしかないのかなと感じています。
制度が整っていればもっと出来ることがあるし、そうなれば全体にとってよい流れとなるのですが…なかなか上手くいっていないのが現状です。その為にも現場が声を上げていく事が大切ですね。
2 まとめ
さて、ここまで「影響あり!加配の申請と保育園の受け入れ」という事で「地域の現状」と「私達に出来ること」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
私の務める地域では加配が取れず、保育園から受け入れて貰えない現状があり、その理由は加配の申請が多すぎること、そして私達に出来ることはまだあるということも分かったかと思います。
また私は過去に「絶対必要!保護者会の意義│コラム」や「外国人受け入れの賛否│コラム」や「初めの「イヤイヤ」は消えていく│コラム」や「「期待に応える」と「便利屋」の違い│療育のお仕事」といった、関連記事を書いています。合わせて読むことでより理解が増すと思いますので、是非リンクからお読みください。