療育を勧められたけど、ホントに効果あるの?
確実に成果をあげられるの?
運営者:田中
私は現役の児発管という仕事柄、
1 療育の効果
児童の分野は高齢者と比べて「未来が長く、 成長が期待されている」という背景から、 目に見える成長がないとクレームに繋がることもあります。
また、だし抜けに「療育」って意味あるんですか? などと言われる保護者様もいらっしゃる程、 残念ながらまだ浸透していない分野なんです。
1-1 療育の効果の見極め方
①保護者様の要望
上記でもすでにお伝えしたように、保護者様は「目に見える成長」 を期待されます。それ自体は当然であり、 お気持ちは分かるのですが「過度な期待はプレッシャーになり、 成長を妨げる」ということ知っておいて頂きたいです。
②子どもの成長
子ども本人のペースで日々成長しています。 親の期待は「理想」であり、本人の「成長」とは別のものです。 だからこそ「本人を見てあげて欲しい」と思います。「あ、二語文使えた」「 スプーンでご飯食べた」など、 小さな変化を見逃さないで頂きたいです。
運営者:田中
保護者様は子どもを愛するが故に幸せになって欲しいんですよね。その「想い」が「期待」に代わり「プレッシャー」に変貌してしまう時があるんです。
でもそれは「悪」ではないし、その為に冷静に見れる第三者が必要なんですよね。
1-2 支援者の出来ること
①療育のプロの関わり方
子どもの小さな変化に気付くことは、我々プロとして療育に携わっている者にとっては必須のこと です。その小さくて大きな「変化を見逃さずに、 褒めて伸ばすこと」それが療育の第1歩だと思います。
もちろん我々の方からも連絡帳や面談などで、 日々の成長などをお伝えしていきますが、「 百聞は一見にしかず」 保護者様自身で見つけた発見は何物にも代えがたいでしょう。
また、それも逆に共有して欲しいと思います。成長の結果は、数値にも現れてきますが、その成長速度や伸びしろは子どもによって 全く違いうことも知っておいて頂きたいです。
②保護者様の出来ること
支援者の中心は保護者様であることは間違いありません。しかし、それは「保護者様が全てやる」と言うことや「 保護者様の主観のみで支援者全てをコントロールする」 のとは少し違っていると思います。
「適材適所」という言葉がありますが、「ここは保護者様の領域」 「ここは敢えて第三者であるプロが出るべき」 というポイントが必ずあります。そのため、お子様の情報交換なども含め、 支援者同士が横の繋がりを強くし、 コミュニケーションを円滑に取っていくことも支援の1つだと考えられるのです 。
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運営者:田中
今回はコラム形式ということで、 私の想いも多大に含めて書いてきましたが、 いかがだったでしょうか?
私たち療育の仕事に携わっている者も、本やネットの情報だけでは療育なんて分からないんです。実際の現場で、プロだからこそ得られた豊かな経験や体感した事を、上司や同僚から受け継いで成長していってるんです。
保護者様が焦ってしまわず「 笑顔」で子どもの成長を見守っていくことが、 まず保護者様に出来る最初の支援なのかも知れません。