この記事では「ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?│コラム」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?
この章では「ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?」というテーマを「子どもの「出来ない」の原因」と「支援者の出来ること」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 子どもの「出来ない」の原因
私はよく子どもの「出来ない」という状況に出くわします。子どもは語彙力が少なかったり、表現力が乏しかったりで、あらゆることを「出来ない」で表現しようとしてると気付きました。
例えば「分からない」「ヒントが欲しい」「やりたくない」「これで合ってる?」などを「出来ない」という言葉と態度で表現しようとしていました。それに気付いて「今の出来ないはどれだ?」という視点を少し持って接することで、スムーズに「出来た」という成功体験へと導いてあげることが出来るようになり「そういう時は○○って聞くんだよ」と教えることが出来ました。
子どもにとって「出来ない」は、本当にできない訳ではないことも多々あるので、やはり言葉だけを鵜呑みにしたり子どもの表現した事をそのまま100%信じきるのではなく、良い意味で色んな可能性を探るべきだと思います。
子どものことを信用しない、疑ってかかるというのではなく、子どもの気持ちを推し量ってあげるというイメージを持てるといいですね。
1-2 支援者の出来ること
では、我々支援者は子どもに対して一体何が出来るのでしょうか?勿論、子どものことを信用しているという信頼感も必要だと思いますが、今回のように表現力や語彙力にピンポイントで注目した場合、子どもにとっても「100%の信用仕切ることより、自分の気持ちを分かってよ!」という気持ちの方が強いのではないかと思います。
そして「自分の言いたいことが分かってくれる」というところから信頼感が生まれるのです。それが信用を蔑ろにしている訳では無いというところで便宜上順番が前後しているようですが、実はどちらも大事にしているんです。
私達支援者の1番やるべきことは、子どもの気持ちを理解し、導いてあげることです。しかしレールに乗せて押してあげるのではなく、方向性を示して一緒に歩いてあげることではないでしょうか?
少しの考え方や少しのやり方で子どもに与える影響は変わって来ます。軽く考えないで、自分はそういう役目をになっているという自覚が必要ですね。
2 まとめ
さて、ここまで「ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?」という事で「子どもの「出来ない」の原因」と「支援者の出来ること」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
子どもの「出来ない」には子どもによって色んな意味が込められていて、単純に表面上の言葉では子どもの言いたいことが伝わっていない可能性があること、また私達支援者は子どもの気持ち理解し導いてあげることが基本的な役割であることが分かったかと思います。
また今回は具体例を出すために「出来ない」をピックアップしましたが、子どもによっては他の言葉でも同様のことが起こっていると考えるのが自然です。色々な場面で子どもの気持ちを考えて見てください。
また私は過去に「子どもに先の話をしてあげよう│コラム」や「人は必ず変われる│コラム」や「麦のように育つ子ども│コラム」や「やっていないではなくて出来ない│コラム」や「子どもの「表現する能力」と「問題行動」の事例│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から関連記事を読むことでより理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。