探して見よう!身近なSST│療育プログラム

運営者:田中
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この記事では「探して見よう!身近なSST」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。

 

日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。

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1 探して見よう!身近なSST

この章では「探して見よう!身近なSST」というテーマを「SSTとは」と「身近なSST」という項目に分けて考えていきたいと思います。

1-1 SSTとは

療育と言えばABAかSSTが出てくる人が多いのではないかな?と思うくらいSSTはメジャーな支援法となっているので知っている方が多いかもしれませんが、ソーシャルスキルトレーニングの略で日本語に直すと「社会生活技能訓練」ということになります。

つまり、人と関わる為のコミュニケーションスキルや日常生活に必要なあらゆるスキルなど、生活のために最低限必要なことから始まって自分の困り事などを中心にスキル向上が期待できます。

SSTは生活スキルを学ぶものであり生活に密着しているものなだけに、私自身はこのSSTはありとあらゆるものが対象となり、無限に広がる可能性があると考えています。

運営者:田中
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SSTがどのようなものか分かったところで、次項目では身近なSSTとはどのようなものか見ていきたいと思います。

1-2 身近なSST

この項目では身近なSSTとは何かという所を見ていきたいと思いますが、身近なSSTとはどのようなものが含まれるのでしょうか。前項目でも書いていますが、生活に密着しているトレーニングなだけに全てのことがSSTに繋がると言っても過言では無いかもしれません。

例えばテレビゲームや宿題、オヤツなんかもSSTにうってつけですね。「え、ゲームやって何を学べるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、もちろん与えて放置していたら意味がありません。そこに必要なのは「ルール」です。

人によっては賛否あるかも知れませんが、社会とはルールがあるから成り立っています。つまりルールを守ることは社会参加する上で必須のスキルであり、それが出来れば難しいことがあっても乗り越えられる可能性が高まります。

ということで「ゲームの順番を守る」や「負けても八つ当たりしない」など、始める前にルール(お約束)を決めて伝えることが重要になります。ルールを違反した後で「この前言ったでしょ?」ではなく、必ず始める前に改めて確認しましょう。

運営者:田中
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生活の全てがSSTになる秘密は「ルールを守る」というのがセットだと言うのがよく分かりましたね!

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2 まとめ

さて、ここまで「探して見よう!身近なSST」という事で「SSTとは」と「身近なSST」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?

SSTとはソーシャルスキルトレーニング(社会生活技能訓練)の略語であり、社会で生きていく上で最低限のルールや個人の困り事を補っていけるようなトレーニングであること、また生活におけるほぼ全てのことが「ルールを守る」ことと合わせることでSSTの題材として活かせるということが分かったかと思います。

運営者:田中
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また、私は過去に「ルールゲームでSST│療育プログラム」や「何でも療育に変えてしまう、魔法のSST│コラム」や「TVゲームは療育として適切なのか│コラム」や「療育とコミュニケーション1│コラム」といった関連記事を書いています。併せて読むことで視野が広がり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。

ルールゲームでSST│療育プログラム
「ルールゲーム」という「ゲーム」がある訳ではありません。「遊び」をツールとした「SST」だと思ってください。ルールを守ることを学ぶと、子どもの将来の色々なところで役に立つでしょう。友達間のトラブルや進学、就業にとって間違いなく必要なスキルです。

何でも療育に変えてしまう、魔法のSST│コラム
この記事では「魔法のSST」ということで、SSTに対する考え方を書いています。日頃から「お約束」をして「SST」を意識していれば、特別な時間を作らなくてもSSTはおこなえます。支援者が日頃から意識していると学ぶ機会は増え、誤学習のリスクは軽減します。

TVゲームは療育として適切なのか│コラム
この記事では、TVゲームと療育について書いています。「療育の活動としてTVゲームをする」と聞いたら、皆様どう思うでしょうか?否定的な方がいることは承知ですが、私は「療育は生活に関わること、生活のあらゆるものは療育のツールになりうる」と考えています。

療育とコミュニケーション1│コラム
この記事では「療育を考える上でのコミュニケーション」に関連する過去記事をまとめた「まとめ記事」です。コミュニケーションの役割や、コミュニケーションをとる上での表現など、知っておくと子どもに武器を持たせることが出来る支援が出来るようになります。