療育の主役と主導権の関係性│コラム

運営者:田中
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先日ツイートしましたが「療育の主役は→ 子ども」ということで、本日は療育における「主役」と「主導権」について考えていきたいと思います。 

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1 主役と主導権

冒頭でも書いていますが、私は「療育の主役は子ども」だと思っています。

当事者である、その子どもを良くするために周囲が動き、試行錯誤を重ねます。

では、主役が「主導権」も持っているのでしょうか?私はそれは違うと考えていますが、そこをごちゃ混ぜにしてしまっている方が非常に多くいます。

1-1 主役と主導権の違い

主役とは、皆から注目されて見られる存在であり、療育の中心にいるべき存在です。なので主役を無視して療育をおこなうことは絶対に出来ません。

私はそういった観点から、主導権は支援者が持つべきだと考えています。

1-2 具体的な理由

この項目では、なぜ「主役が主導権を持たないで、支援者が主導権を握るのか」について考えていきたいと思います。

①責任能力

「子どもには責任能力がない」から、子どもは子どもであるんです。

それなのに「子どもがこう言ったから」「こうしないと可哀想だから」と、多くの人が子どもに責任転嫁しています。

②精神的な成長

子どもは精神的にも成熟しておらず、欲求にストレートに向かってしまう事が多くあります。

それ故に「楽な方に」「楽しければいい」となってしまいがちです。それは当たり前のことで、必然でしょう。

その「欲求」と「やるべき事」のバランスを取るのが支援者の仕事であり、その過程を「主導権を握る」と考えています。

③ものさしとなる

支援者が主導権を握ることによって、支援者が子どもの「ものさし」となることが期待できます。

漠然とした項目だけを並べられるより、信頼出来る支援者から言われた「心に響く言葉」の方が子どもに届くと私は信じています。

ふとした時に思い出すこともあるかもしれませんし、常に心に留めて行動の改善に努めるかも知れません。

これは子ども自身が主導権を握って「王様」になってしまったら、不可能なことです。

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2 まとめ

ここまで「主役」と「主導権」の違いを考えて来ましたがいかがだったでしょうか?

当事者で療育の「主役」なのは「子ども」ですが、「主導権」を持って子どもを導いていくのは「支援者」であることが分かったと思います。

ここで誤解して欲しくないのは「子どもの自発的な行動」「発想」は大事にしてあげたいということです。なんか矛盾してない?と思った方もいるかもしれませんが、基本的には子どもは自由だと考えています。

ただ「決められたルールから逸脱したり、他人に迷惑をかけたりする部分でSSTをおこなう」というイメージで良いかと思います。活動やプログラムの中で「自発的に考える」ことや「自由な発想が出来る」ことを伸ばしてあげたいですね。

運営者:田中
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