本日は「承認欲求」をテーマに、子どもの成長を考えていきたいと思います。
私は承認欲求が強い方が成長が早いと考えていて、その理由や支援の仕方について考えていければと思っています。
1 承認欲求と成長の速度
私自身は承認欲求が強い方が成長が早いと考えています。その1番の理由としては「自分を認めて欲しい→褒められたい→努力する」という流れが自然に出来るからです。
それでは、具体的に見ていきましょう。
1-1 理由
私は誰でも成長は出来ると思うし、日々変化していると思っています。それでも「集中力」「興味」「工夫」によって、成長度合いは大きく変わると思っています。
この章の冒頭でも書きましたが「自分を認めて欲しい→褒められたい→努力する」が出来るということは、1番難しい「集中・興味・工夫」を自発的におこなえるということです。
本人に「意思」や「モチベーション」は、手助けは出来ても他人が操作することは難しく、本人が自発的におこなわなくてはいけません。
しかし「認められたい」という強い欲求が、認められるという目的のために「モチベーション」に変わります。
1-2 支援の仕方
では具体的にどのような支援をおこなっていくのかというと「ABA」の考え方を推奨します。「承認欲求」はきっかけと考えて、それを「維持」し「繰り返す」には「結果」が必要だと考えます。
ここでいう「結果」とは「褒められること」「認められること」「見てもらえること」です。子どもが認めてもらいたいと望ましい行動をした時は沢山褒めてあげ、強化してあげましょう。しかし、そこにたどり着くまでには望ましくない行動で注意を引こうとする時もあるかもしれません、その時はその行動を消去してあげましょう。
ABAについては、別記事にまとめていますので下記のリンクからご覧ください。
[https://rehablabs-bf.com/aba/]
2 まとめ
ここまで「承認欲求」をテーマに「子どもの成長」について考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
「承認欲求」が強い子は認められるために、自発的に努力しやすく、自発的なために「集中」して取り組むことができ「モチベーション」を維持しやすいことが分かっていただけたかと思います。
療育をおこなっていくには、子どもの気持ちや欲求を理解していく必要があります。その中で、子どもが努力しやすいように手助けすることこそが療育の本質なのではないでしょうか?