この記事では「究極の2択!質問の仕方間違えてない?」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 究極の2択!質問の仕方間違えてない?
この章では「究極の2択!質問の仕方間違えてない?」というテーマを「間違えた質問」と「2択の方法」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 間違えた質問
子ども達と接している中で、子ども達を誘導したい場面があると思います。そんなやり取りを見ていると「それは上手くいかないよね」と思う声かけをしているスタッフや保護者様の話をに多く聞きます。
それは2択による声かけなのことなのですが、それはどういうことかというと、子どもがやりたくないことを促しているのに「やるの?やらないの?」といった質問をしていたり、事業所や学校に行きたくない子どもに対して「行くの?行かないの?」などと100対0の質問をしてしまっている方が非常に多いのです。
子どもというのは良くいうと自分の気持ちに正直に行動することが多く、悪くいうと楽な方に流されることが多くあります。つまり気持ちが乗らない子どもに対して「やるかやらないか」「行くか行かないか」の選択を迫った場合、ほぼ「やらない」「行かない」になってしまいます。
それではどのような質問をすれば良いのでしょうか?その辺を次項目で詳しく見ていきましょう。
1-2 2択の方法
前項目で書いたように、100対0の質問をした場合は楽な方を選択する可能性がある子どもですが「じゃあ2択にしなければいい」と命令口調になったり、指示を出すだけになってしまうのは安易だと思います。
2択の質問形式自体は悪くなく、子どもが自分で選択して決めることによってモチベーションが上がったり、そこに責任を感じられるようになったりと、ポジティブな要素も沢山あるのです。
ではどのような質問が良いのかというと、1つは「支援者の持っていきたいゴール」もう1つは「子どもがギリギリ妥協出来そうなところ」です。気付いた方もいるかと思いますが、今までの話をまとめてみると、そうする事で楽な方に流れる子どもはギリギリ妥協できる所を選ぶ可能性が高く、自分で選んだことにより達成出来る可能性が高まっていると考えられるのです。
初めは少しコツがいるかもしれませんが、繰り返しおこなうことで支援者も慣れてきますので失敗を恐れずに何度もトライして欲しいと思います。
2 まとめ
さて、ここまで「究極の2択!質問の仕方間違えてない?」という事で「間違えた質問」と「2択の方法」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
支援者の中には間違えた質問をしてしまい、上手く子どもを誘導できていない方が多く、また子どもの特性や行動を理解することで逆に子どもの成長にとって追い風と出来ることが分かったかと思います。
また、私は過去に「ちょっと待って!?出来ないのは支援者のせい?│コラム」や「注意!!慣れは支援の天敵になる│コラム」や「子どもを輝かせる場所│コラム」や「良い所を伸ばす療育│コラム」や「子どもにのまれる大人│コラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。