子どもを集中させる方法│療育プログラム

運営者:田中
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この記事では「子どもを集中させる方法」ということで、ADHDの子に対して私が現実際に現場でおこなっている方法をご紹介致します。

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1 子どもを集中させる方法

この章では子どもが集中するポイントや子どもの心理について考えていきましょう。

とはいえ、難しい事ではなく少し意識するだけでも全然違うので、最後まで読んでみてください。

1-1 子どもが集中するポイントと心理

この項目では子どもが集中するポイントについて具体的な例をあげつつ、子どもはどう感じているのかを考えていきましょう。

①外部からの情報を遮断する

これが最も重要というかほぼ全てなのですが「外部からの情報を遮断する」ということです。

例えば、子どもが宿題をしている時に遊んでいる子がいると「楽しそう」「いいな僕も遊びたい」「なんで宿題しなきゃいけないの?」「もう嫌だー」となってしまいます。

この例でいうと「視覚」と「聴覚」からお友達が遊んでいるという情報が入ったことから宿題以外の思考が始まっています。もっと分かりやすくいうと「なるべく気持ちをそらさないようにしてあげる」と言えるでしょう。

具体的には「個室に入る」「耳栓をする」「壁側を向く」などが考えられますが、1番良いのは宿題をやる時間には「全員が宿題をやる」ことでしょう。

②導入から乗せていく

宿題を例にあげると、苦手なものを1番にやると行き詰まってしまい「難しい」「全然進まない」「終わんないよ」「もう嫌だー」となってしまいがちです。

最初の取り掛かりの部分では、本人が得意とする課題をクリアしたり、この後の楽しみ展望を見せて本人のモチベーションをコントロールしてあげることも大切になってきます。

少し段階が上がると、敢えて「難しいものから終わらせてやればやるほど楽になる」といったことも学んでいける期待が持てます。

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2 まとめ

さて、ここまで「子どもを集中させる方法」ということで、具体的な方法に子どもの心理を合わせつつ考えてきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事で最も重要なことは「具体的な方法を覚えて手当りしだい試す」ことではなく「子どもと向き合い子どもの気持ちになり、その子どもにあった支援をおこなっていく」ということです。

今回の記事は、実は大半がTEACCHプログラムに基づいた考え方で構成されています。

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このポイントさえ掴んでおけば一つ一つの対処はそれほど難しいものではなく、ご家庭でも十分におこなえる内容だと思います。