この記事では「こだわりを広げてしまう支援は負荷を与えてしまう」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
是非、最後までお読みください。
1 こだわりを広げてしまう支援は負荷を与えてしまう
この章では「こだわりを広げてしまう支援は負荷を与えてしまう」というテーマを「こだわりはしんどい」と「落ち着ける支援」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 こだわりはしんどい
業所で支援をしていると「子どもは自分のやりたいようにやってるんだからいいよね」といった考える方の指導員を見かけることがあります。しかし私は、これがそんな簡単な事だと思いません。
子ども達のこだわりは特性から来るものであり、自分自身の意志とは関係なく気になってしまうのです。言わば自分自身にこだわるように追い詰められているというか、こだわらないと居ても立ってもいられない状態になってしまいます。
パニックになっている子も同じで、暴れることでストレスを発散したり、楽しんでいるわけでは決してなく、何かを訴える表現方法がそれしかなくて、仕方なくそうせざるを得ないと考えた方が良いかもしれません。なので当然体力的にもしんどいし疲れるのです。
それではどのような支援が子ども達にとって落ち着けるものなのか、次項目で具体的に見ていきましょう。
1-2 落ち着ける支援
前項目でも少し触れましたが、どのようにすれば子ども達は落ち着いて過ごすことができるのでしょうか?すぐに結果が出ることではありませんが、日々の接し方のヒントになればと思いますので、具体的に見ていきましょう。
①こだわりを増やさない
②こだわりの消去
こちらは少しずつですがこだわりを減らしていこうという、少し攻めの要素が入ってきます。とは言え、療育ラボをお読みくださってる方はわかると思いますが、ダメな所を指摘したり、責めていても子どもは良い方に変わりません。
③こだわりごと受け入れる
「今はそのままでも大丈夫なんだよ」「ゆっくりでもいいから成長していこう」といった気持ちを伝えることも大切だと私は考えます。療育は「大人対子ども」の構図ではありますが、あくまでも人間関係なので心と心は通じ合えるし、そうすることで信頼関係が生まれると思って私は支援しています。
2 まとめ
さて、ここまで「こだわりを広げてしまう支援は負荷を与えてしまう」という事で「こだわりはしんどい」と「落ち着ける支援」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
こだわってる子ども達が1番しんどくて、疲れていることや落ち着ける支援とはどういうものなのかが分かったかと思います。なので、逆にこだわりを拡大させてしまうと子どもに負荷を与え、療育にとって逆効果となってしまうというわけですね。
皆様も是非頭の片隅において、子どものこだわりに対しての考え方やイメージを変えて頂ければ幸いです。