この記事では「脱マニュアル人間!考えて行動しよう」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 脱マニュアル人間!考えて行動しよう
この章では「脱マニュアル人間!考えて行動しよう」というテーマを「マニュアル化の善し悪し」と「脱マニュアル人間の勧め」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 マニュアル化の善し悪し
この記事ではマニュアル人間を脱しようという内容となっていますが、マニュアル化すること自体は決して悪いわけではありません。むしろ要点を整理し、分かりやすく基準を共有出来るため必要な事だと考えています。
マニュアル化すること自体は良いことですが、マニュアルを使う際の使う側の意識が重要になってくるんですね。というのも、マニュアル化することによってある程度「こうしていきましょう」「あぁしていきましょう」という内容が言語化されるので、ついついマニュアルにあること以外出来ない、考えて行動することが出来ない「マニュアル人間」が出来てしまうことがあります。
つまり基準を作ることによって現場の一人一人が自身で考えなくなり、臨機応変な対応や急な変更等に対応しきれなくなったり、責任感のない行動をしてしまうことに繋がる可能性があるんですね。マニュアル化すること自体は良いことなので、マニュアルの取り扱い方や考え方も同時に示してあげると良いですね。
私自身も現場で管理者を兼任していますが、現場の一人一人が考えなくなるのは本当に怖いことだと思っています。
1-2 脱マニュアル人間の勧め
マニュアル化することは必要なのに、マニュアル人間は脱した方がいいというのはどういうことなのでしょうか?前項目でも少し触れていますが、要はマニュアルは基本的な基準であって、常に動いている現場ではマニュアル通りにいかないことも多々あるということ、そしてその場合は現場で考えて行動する必要があるということになります。
基本的にはイレギュラーがあれば管理者や児発管など内容にあった上長に聞くことがまず大切になります。しかしもっと緊急であったり、大きな問題ではないことは現場で判断するべきだと考えており、それも周知し共有するべきことになるでしょう。
しかし、マニュアル化をすればするほどマニュアルに書かれている通りにしてしまう人が出てきます。なので私はマニュアル二書くことはあえて少なめでも良いのかなと考えていて、その代わり研修などをおこない、こういう場合はどうしたらいいと思うか、もしこうなったらどうしますか?といったシュチュエーションでの意見を聞いてみたり、共有して考える機会を増やしてあげることが大切なのではないかと思っています。
子ども達の支援と同じで考えることを習慣化してしまえば、その習慣に従って上手く出来る人が増えると思います。
2 まとめ
さて、ここまで「脱マニュアル人間!考えて行動しよう」という事で「マニュアル化の善し悪し」と「脱マニュアル人間の勧め」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
マニュアル化とマニュアル人間は響きは似ているけど全然意味合いが違うこと、脱するべきはマニュアル人間であり現場で考えられるスタッフを増やすことに繋がるということが分かったかと思います。
また、私は過去に「真似ることは学びの近道│療育のお仕事」や「忖度力を身につけよう│療育のお仕事」や「自分の出来ることを探そう│療育のお仕事」や「スタッフの育成 ~事例有り~│療育のお仕事」や「療育の現場が求めている人材│療育のお仕事」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。