備品の破損と保護者様への請求│療育のお仕事

運営者:田中
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この記事では「備品の破損と保護者様への請求」ということで、子どもが事業所の備品を壊してしまった際にどのような対応をすべきなのか、また保護者様への請求を防げるような対策があるのかなどをまとめています。

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1 備品の破損と保護者様への請求

ここからは備品の破損時に出来る対応や事前に出来る対策を考えて行きたいと思います。

1-1 備品を壊してしまった際の対応

この項目に関しては、契約書にどのように明記してあるのか、会社として事前に説明をして同意を得ているのかが最も重要なポイントになるのではないかと思います。

とは言え、私の経験上では契約書に「請求する場合があります」と書いてあっても、備品を壊されたからと言って請求したことはありません。

福祉というカテゴリの中で、責任能力を問えない障害児を主な対象としていることもあり、契約上問題はなくても「請求し難い」という状況が生まれます。

しかし請求しないからと言って、では国や自治体が補填してくれるのかというと、そんなことをしていたらキリがないですよね。

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では、泣き寝入りして全部事業所が負担しなければならないのでしょうか?次項目の「事前対策」をすることによって負担を軽減、または無くす事が可能となります。

1-2 事前対策

私が最もオススメする事前対策をご紹介致します。それは「契約時に全員に保険に加入して頂く」ということです。

中には「既に自身で保険に加入していて必要ない」と言われる方もいらっしゃいますが、契約書に明記するなどして、全員平等に加入して頂くことをおすすめ致します。

と言うのも、いくら保険に入っているからといっても、結局請求しなくてはならなかったり、いざ申請する際に保護者様が保険会社とやり取りするのに手間がかかることがあるからです。

私が今現場で加入しているのは「スポーツ安全保険」で、年間800円程度です。中には、学童や小学校でも加入しているという方は多いと思います。

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加入手続きについては団体ごとに申し込みをおこなうため、事業所が手続きをおこない請求時に保険代金を上乗せする形が良いでしょう。

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2 まとめ

さて、ここまで「備品の破損と保護者様への請求」ということで、備品破損時の対応や私のオススメの事前対策の方法を見てきましたが、いかがだったでしょうか?

経営者側からみると僅かの売上でもあげるのはもちろんですが、出ていくお金も減らしたいのは当然です。しかし、保護者様にも負担はかけたくない…といったジレンマが解消されたと思います。

子どもや保護者に過度な負担をかけることなく、伸び伸びと過ごして頂けるように、是非事前に対策をしてください。