この記事では「やってみて!サーキットトレーニングのヒント」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 やってみて!サーキットトレーニングのヒント
この章では「やってみて!サーキットトレーニングのヒント」というテーマを「平均台を使ったプログラム」と「療育の視点」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 平均台を使ったプログラム
この項目ではサーキットトレーニングにどのように平均台を取り入れるかを考えて行きましょう。
①身体の機能と構造が出来上がりつつある時期なので、徐々に高さや傾斜を複雑にしていく
②スタート位置、流れ、ルール、 待機場所を簡潔に伝え、活動を始める
③広いスペースを確保し、のびのびと身体を動かすことができるような環境を整える
④一人ひとりの運動能力 (発達状態)を見ながら必要に応じて手を添え サポートしていき、一つひとつの動きが適当になり、けがにつながらないよう丁寧に声をかけ伝えていく
⑤がんばったこと、できたことをしっかりほめる
また、指導員はその子なりの目標や意欲を明確にし、本人に伝えておくことで達成した時に本人が達成感を味わえるように導けるといいでしょう。
1-2 療育の視点
平均台もフラットなものから傾きをつけていくことで、左右のみ でなく前後のバランスも必要になり、難易度が高まります。 また跳び箱の高さに変化を持たせることで、これらの要素を多く取り入れることもできるでしょう。
また、平均台は中心軸が未熟であっても両手を広げながらバランスを取って渡ったり、バランスがとれない子は落ちないようにカニ歩きで渡ったり、走って渡りきろうとするなど、自ら考えて行動するようになります。
対象によって「平均台を2本から1本にする」や「障害物をまたいで越えるぐ動作を入れる」などの段階をつけたり、中心軸を形成するように「両手で物を運ぶ」といった段階づけもできるでしょう。
2 まとめ
さて、ここまで「やってみて!サーキットトレーニングのヒント」という事で「平均台を使ったプログラム」と「療育のポイント」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
平均台をサーキットトレーニングに取り入れる時の留意点やどのような視点で指導員が見ていけば良いのかが分かったかと思います。
また、私は過去に「サーキットトレーニングのアイディア│療育プログラム」や「感覚統合~トランポリン~│療育プログラム」や「感覚統合!サーキットのヒント│療育プログラム」や「今注目!感覚統合と運動プログラム│療育プログラム」や「家庭で出来る感覚統合~投げる~│療育プログラム」や「絶対オススメ!!ダンスの魅力│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。
3 参考文献
乳幼児期の感覚統合遊び 保育士と作業療法士のコラボレーション
加藤寿宏/監修
高畑脩平/編著 田中佳子/編著 大久保めぐみ/編著