この記事では「簡単!まねっこ空手教室」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 簡単!まねっこ空手教室
この章では「簡単!まねっこ空手教室」というテーマを「療育への取り入れ方」と「療育的な視点」という項目に分けて考えていきたいと思います
1-1 療育への取り入れ方
この「まねっこ空手」は私が療育の仕事を初めて間もない頃に同僚の指導員がおこなっていたもので、経験のない空手を見たまま、聞いたままマネすると言ったもので、初めて見る動きや指導員の姿に「空手」の雰囲気を味わうことも目的の1つとなります。当時私の同僚がおこなっていた時は、たまたま子ども達の分も道着を用意出来たのでそれだけで子ども達は大興奮していたのを覚えています。
先生役の動きを子ども達一人ひとりが見やすいように前後左右の間隔をとり、人にぶつからないよう声をかけるたり、 一斉指示が入りにくい子は近くによって手を添えながら伝える等の工夫は必要でしょう。また、先生役の動きを確認し自分の身体を意識して同じように動かすことでボディイメージを育て、動きと同時に大きな声を出したり姿勢を正しく踏ん張ることで体幹が鍛えられることが期待出来ます。
日本の文化でもある空手に興味をもつ事で子ども達の興味の幅を広げ、色々なことにチャレンジすることを後押しできますね。
1-2 療育的な視点
空手という今まで自分の中になかった新しい動きをまねすることは脳に刺激を与えます。それは相手の動きをまねする時だけでなく、相手の動きを見てイメージするだけでも働くと言われています。 この時に刺激する部分は、相手の心を読むといった事と関連していると言われています。
つまり、相手の動作の意味や状況を理解するときには相手に自分を置き換える必要がありますよね。その時に、相手の状況をイメー ジするためにこの部分を働かせることになり、相手の動きをまねる遊びは発達にとても重要となります。
またゆっくりした動きと素早い動きを組み合わせることでそれぞれ違った筋肉を鍛えることにも繋がるといわれています。
2 まとめ
さて、ここまで「簡単!まねっこ空手教室│療育プログラム」という事で「療育への取り入れ方」と「療育的な視点」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
簡単な空手教室を療育プログラムに取り入れる時の留意点やどのような視点で指導員が見ていけば良いのかが分かったかと思います。
また、私は過去に「サーキットトレーニングのアイディア│療育プログラム」や「感覚統合~トランポリン~│療育プログラム」や「感覚統合!サーキットのヒント│療育プログラム」や「今注目!感覚統合と運動プログラム│療育プログラム」や「家庭で出来る感覚統合~投げる~│療育プログラム」や「絶対オススメ!!ダンスの魅力│療育プログラム」といった関連記事を書いています。少し違った角度から見ることで新しい発見があったり、より理解が深まると思いますので、是非リンクからお読みください。
3 参考文献
乳幼児期の感覚統合遊び 保育士と作業療法士のコラボレーション
加藤寿宏/監修
高畑脩平/編著 田中佳子/編著 大久保めぐみ/編著