この記事では「良い所を伸ばす療育」と言うことで、テーマに沿った運営者の経験や考えを中心に記事にまとめていきたいと思います。
日常生活や仕事、療育でも役に立つ内容となってますので、是非最後までお読み下さい。
1 良い所を伸ばす療育
この章では「良い所を伸ばす療育」というテーマを「良い所をみつけよう」と「良くない行動はどうする?」という項目に分けて考えていきたいと思います。
1-1 良い所をみつけよう
「子どもの良い所を伸ばす」という方針は割とよく耳にすると思いますが「何から始めたらいいか分からない」という方もいらっしゃるかと思います。まず何をするかと言うと「子どもの良い所を見つける」ことです。良い所が分からないと伸ばしようがないですよね。まずは子どものありのままを受け入れてあげ、良い所を沢山見つけてあげましょう。そしてその子どもの課題にあった部分を伸ばし、成長出来るように支援していく必要があると思います。
「まぁ、言いたいことは分かった」「良い所は伸ばせても、良くない行動はどうする?」と思われている方も多くいると思います。その部分については次項目で考えていきましょう。
1-2 良くない行動はどうする?
日本の教育の結果なのかは分かりませんが、私の周りには悪い所を見つけて減点していく「減点方式」で人を評価する人がほんとに多くいます。しかし、それでは子どもの自己肯定感が下がるばかりで中々向上していくのは困難であると感じます。ではその場合はどうして行くのかというと、ABAの「消去」という方法を使って、徐々に消していくという手段が考えられます。
とは書いたものの、実際に子どもと対峙した時の手法や知識ももちろん必要なのですが、その大前提として「ダメだと決めつけない」「出来ると信じる気持ち」が必要になってきます。つまり、子どもの潜在能力を信じてあげて欲しいのです。
同じ支援をしてても「この子ダメだろーな」と思いながら支援しているのと「この子はやれば絶対できる!」と思いながら支援するのでは結果に雲泥の差がでるでしょう。
2 まとめ
さて、ここまで「良い所を伸ばす療育」という事で「良い所をみつけよう」と「良くない行動はどうする?」と言う項目に分けて考えて来ましたが、いかがだったでしょうか?
まずやるべき事は「子どもの良い所を見つける」ということであり、それをいかに伸ばしていくかがひとつのポイントであること、また「減点方式」で子どもを追い詰めるのではなく、良くない行動はABAの「消去」により対応していくことが分かったかと思います。
また「減点方式」「ABA」「潜在能力を信じる」というポイントに関しては、過去に「減点方式と加点方式│コラム」や「ABA(応用行動分析学)を児発管が徹底解説」や「子どもの潜在能力を信じる支援│コラム」と言った関連する記事を書いています。下記のリンクから併せてお読み頂き、是非参考にして頂ければと思います。